バスケットボールの選手の八村選手が、日本代表の在り方について不満があったとのニュースを見て、その中で同調圧力に関するものがありました。
私も大学時代にスポーツをやっていて、同級生から「どうして、みんなと同じことをやらないの?」と言われたことがあります。当時、若さもあって不遜なところもあったと思いますが、理由は分からない、同じ練習を
やって強くなれるのかという問いが自分の中にあったのです。
【学校】
今の学校では、同調圧力は「個に応じていない」、「画一的」だと嫌われ、最近では「個別最適」が重視されるようになっています。
「同じを求めるのは良くない」
しかし、教員が特別支援学校で指導するとき、3人バラバラの活動をしたらどうするか、時間割通りにできる子とできない子がいたとき、教員はどんな立ち位置で話をすればいいのか。
このあたりが、個人、自立、社会性、ルール、自由、主体性といったキーワードが入り乱れるところで、教員によって許す・許さない、認める・認めない、見守る・指導や制止、といった対応の違いがでてきます。
私も、意見が定まっていないところがありますし、状況の微妙な違いで判断に苦しむところがありますが、ある程度の基準をもつようにしています。
【ある程度の基準】
・ケガ、誤学習につながる、などが予見できる状況
・社会的ルールに反するかor学校という環境下で許される範囲かどうか
・指導体制上、目が行き届くか、不足の事態のときに対応できる範囲か
このあたりを基準にしていますが、ある程度ケジメがついて、どんな結果になったとしても許容されるであろう指導になればと思っています。
なかには、「一度、自分で痛い思いをしなければ気づかないだろうな」という場面もありますし、周囲にガマンばかり強いる行動は適切でないと指導をいれることもあります。
このあたりが、「正解はない」と言われるところだと思いますが、それでは訳が分からないので、自分の指導はどうかと思いだしながら書いてみました。