先日、ある先生の研究授業の指導案と、授業の様子をみていて、「あぁ、この授業はつまらんな…」と思ってしまいました。
ちなみにですが、「いい授業とは」などと検索すれば、いろんなものがでてきます。確かに、これらができていれば、それはいい授業だと言えるのでしょうが、実際は難しいところです。
今回の研究授業でつまらないと思ったのはなぜだろう?
・どこかで借りてきたような教材で、目の前の子どものことを考慮したものとはいい難い。
・自由度がなく、型通りを求めるだけで、失敗しないように先生がやたらと口や手を出している。
・子どもの状態や理解度を確認せずに進めている。
【それでも】
何を教える授業なのか決まっていて、どんな内容でやるか決め、どんな教材を活用するか準備する、これらができていれば、なんとかなるものですが、同じ内容で、同じ教材を使っても、人によっていい授業だ、面白くない授業か分かれることがあるんです。
それについて、ちょっと考えてみたのですが
結局、こどもも、こどもについている教員(ST:サブティーチャー)も、やろうと思える授業になるためには、指導技術が4割で、一緒に学ぶ集団として相手を気遣うことができるかが6割じゃないかって思いました。
どこに集まって、これから何をして、どうやったらいいか示して、どうなったらオッケーなのか、空いての状況や立場をみながら、丁寧に話しかけたりしていれば、大失敗になることはほぼないと思います。
そもそも、気遣いなんて、経験の有無にかかわらず気持ちがあればできることで、前にでている先生が対話的に語りかけてくるならば、いくら緊張していても、調子が良くなくても、それを察して応えようという雰囲気になるものです。
今回の研究授業では、足りないものに気づき、あれば良いものを1つ確認することができました。