今日、外遊びをしました。
外遊びといっても、芝生の広場まで移動して、走り回ったり、ボールを投げたりするだけでした。
20人前後の大人と子どもが、およそ20メートル四方のエリアの中にいるのですが、中には「何とか、この枠の中から出て、逃げ出してやろう」とする子がいて、たまたま指導体制の成り行きで、非常勤のやや高齢の先生がついていました。
ダッシュしようとする→服をつかまえる
手をつなぐ→振りほどこうとする
いたちごっこのようで、体力的にも大変じゃないかと思いました。私は何日か学校をお休みしていた子どもの付き添い(体調管理)をしていたので、ピンポイントで交代することにしました。
【活きる球技の経験】
どんな経験も、万事それでうまくいくものでなく、ある場面で効果を発揮する、その程度のものです。
逃げたい児童は、手をつかまれないので「やったー」みたいな顔をしています。これから、球技のディフェンスの知識(経験?)を使うことにしました。
まず、逃げたい人がいて、外に出たいという目的は分かっています。逃げる導線を見て、右か左かどちらに動いても捕まえられる距離と角度をキープし続けるだけでいいのです。
逃げては捕まり、芝生の真ん中に追い立てられの繰り返しになりました。そのうち、その子は、ぜいぜい息をしながら、「もうダメだ」と言わんばかりに芝生に寝転んでしまいました。
ここで許しては、大人にはかなわないと知らせることができません。追加でこちょこちょ攻撃を加えました。
ゲラゲラ笑って、完全にノックアウトです。
学校への帰り道、大変おとなしく、素直ないい子だったとのことです。
