学校の文化 担任の先生より

247)特別支援学校での校外学習で、「カサをさす」ということ。

もう時効かと思うので、ある学年会議であったことを書きたいと思います。
当時はコロナウィルスの影響もなく、学校から出て学習する校外学習が行われていました。
そんな中、普通学級(6人学級)の担任から一言あったのです

【新しいことをする時は会議で確認】
「外に出る時、雨具とありますが、傘(かさ)は該当しないんですか?」

特別支援学校の中学部3年生、もう見た感じも大人です。
卒業に向けてというのもあるし、普通学級でもあるし、保護者から希望がでていたらしいです。
また、その担任の先生も進路担当をしているので、そういったことに積極的でした。

教員A:「雨具は雨カッパですが、傘も雨具に入ります。傘をさして移動するということですか?」
担任:「ええ、もう中学生ですし、そういった経験も必要だと思います。」

その先生はアドバルーンをあげるけれども、有事に責任をとらないタイプ
何かあったとき、他のクラス担任がその尻ぬぐいをさせられる、なんてことは受け入れられません。
学年会は「カサさしたい案」への非難の嵐が巻き起こりました。

こんな感じになるのかな

【メッタ刺し】
・普段から1列になって歩けないクラスが、傘をさして走り始めたら、一般の人への凶器になる。
・傘の取り扱いと、自分の荷物、二つのものの管理を両立させることができるのか。
・傘をたてて、ずっとホールドしたまま歩けるか。
・傘をさすと、先頭の教員が後方を確認するときに最後尾まで見渡すことができなくなる。
・傘をさすと、最後尾の教員が前方を確認するときに前のほうが見渡せなくなる。
・列を乱さないよう教員が体制を組んでいるのに、生徒同士の間隔を広げてどうするんだ。
・傘を利用することによって配慮事項がかなり多くなりますが、その責任は先生が持たれるんですか?
・普通学級の誰と誰が実施するんですか?全員でないとすると、その線引きと保護者への説明はどうするんですか?

かさ、あぶねー!

たかが傘、されど傘、覚えているだけでこれだけの意見が出されたのです。
ちなみに、私も普段から普通学級のフォローをさせて頂いていたので、これは無理な案件だと徹底的に反対させて頂きました。

【後日談】
いきなり校外学習でというのは難しいので、朝の運動の時間などで練習してみては?ということで練習を実施しました。

その結果は…散々なものでした。
これまでも書いてきましたが、繰り返します。
「普段から子どもの様子を見て、実態把握をすることはとても大事です。」


https://magomago1.org/246findinganeasyandgoodway202010/
前回は、「246)特別支援学校での指導「発達の順番にこだわらない」というテーマで書きました。主に歩行と摂食指導の内容です。

https://magomago1.org/248thereisnorudeantsworkantspaformancegrowup202010/
次回は「248)学校で見られる「2:6:2」の法則、だんだん「真ん中(6)」が重くなっている気がします。」です。仕事は仕事、しかし、それに押しつぶされないように頭を常に使うことが、とても大事です。

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