医師・介護・看護

285)リハビリドクターって、どうしたらなれるの?

ほるぷ出版の、「マンガ リハビリにかかわる仕事(2009)」によると

リハビリ科専門医とは、『病気や外傷の結果生じる障害を医学的に診断治療し、機能回復と社会復帰を総合的に提供することを専門とする医師』と定められています。このリハビリ科専門医の資格は、学会が定めたカリキュラムによる研修を受け、資格試験に合格することで認定されます。」

ということで、何やらとりあえず医者にならないといけないらしい。
医者になって、特定の研修を受けないといけないらしい。
追加で手間暇かけてまで、リハビリ医師ってやりたいことなの?
といったことが頭に浮かびました。

【リハ医に関するエピソード】
リハビリテーション技士をやっていた時代、リハビリ診察なるものに同席し、脳卒中や骨折などをした人が病棟から連れてこられ、次々とリハビリをすることを決定していく立場の医師がいました。

そこで、「そこで、リハビリ科医師は、患者の障害の要因を医学的に診断し、治療します。またどのような療法が必要か、どこまで回復が見こめるかということを判断し、患者やその家族に説明します。」

診察、します

それが、リハ医です。

リハ医には他の診療科に属しながら、リハの診察をするためにリハ医の認定をわざわざ受けている人が何人もいました。
他の病院には、整形や神経内科などの診療科にも属せず、リハビリテーション科にだけいるという医師もいました。
そうして、リハビリテーション技士に「リハの指示」にあたる書類を残していきます。

「リハビリ科医師の役わりとは、医学的リハビリにかかわる責任をすべて負い、マネジメントすることです。リハビリでは、医師の指示・監督のもと、理学療法や作業療法、言語聴覚療法などとともに、義肢や装具を用いた治療が行われます。」
「さらにリハビリの目的と内容を、各専門スタッフに具体的に指示します。」という役割があります。

が、実際に「リハ指示箋」に書いてあったのは「氏名、日付、押印」

そうして指示、なのですが…。

「ADL練習」…日常生活動作練習
「ROM-ex」…関節可動域練習
だけ。

あとはまかせたということで、信頼されていると言えばそうかもしれません。
丸投げ(?)かもしれません。

それでも繰り返しに確認をとりに行ったのが整形外科系の患者さんで、自動運動(自分で動かす)はありか、他動運動(技士が関節を動かす)はありか、荷重はどれくらいかけていいか、などです。

年齢や骨折等の部位もありますが、手術しながら本物の骨を見ているのは医師だけです。
私も手術を何度かみさせてもらいましたが、つないだ手の腱(筋肉の両方のはしっこ)の太さや弾力を見て、リハのイメージがかなり持てました。

応じた治療をします

【リハビリ科専門医になるには】
リハビリ科専門医をめざすには、まず医師免許を取得しなければなりません。大学の医学部医学科で6年間の専門教育を受け、卒業したのちに医師国家試験を受験し、合格する必要があります。さらに合格後は、研修医として2年間の臨床経験を積むことが義務づけられています。」

その後、「自分の専門とする診療科を自由に選び、大学病院や各病院などで専門領域について研修します。
リハビリ科専門医となるためには、さらに規定の研修を受け、認定試験に合格する必要があります。
脳外科や整形外科、内科などを専攻してからリハビリ医療にもかかわる医師もいます。

【具体的なリハ医になるための流れ】

①高等学校

②大学(医学部)

③医師国家試験

④初期臨床研修

⑤日本リハビリテーション医学会に加入

⑥日本リハビリテーション医学会 専門医制度卒後研修カリキュラム

⑦日本リハビリテーション医学会 専門医認定試験⇒リハビリ専門家医

⑧5年ごとの更新制度が設けられている。

⑨そのほか、学会への参加、教育研修講演の受講、学会発表や論文執筆などの単位を取得する、などが必要になります。

勉強、勉強…続きます

【病院経営にも関係すると思います】
医療センターや病院の規模を示す基準をクリアするには、病室や医師、看護師などの施設基準を満たさなくてはなりません。規模が大きく、内容が充実していれば、同じことをしてもコスト(診療報酬)が多めにとれるのです。

リハビリテーションも同様で、基準を満たすには一定規模が必要になり、リハビリテーション技士を動かすにはリハ医の存在が必要です。
だから、あの脳外科、神経内科、整形外科の医師たちが、こぞってリハ医をとったのかなと思います。


https://magomago1.org/284whichprefectureisthebestjapanesetoiletholder202011/
前回は「284)特別支援学校のトイレ、洋式便器の比率は57%より多いか少ないか?」、質的研究になりますが、地味に計算しました。

https://magomago1.org/286makeawheelchairinthespecialeducationschool202011/
次回は、「286)特別支援学校で車椅子や補装具を作っていた時代がありました。」です。

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