学校の文化 担任の先生より

340)特別支援学校 イベントごとに実施される教員間のアンケート

運動会、文化祭、校外学習、避難訓練、学部で行う交流会などについて、各イベントの担当が作成したアンケートが学部ごとに回覧されます

【アンケートや反省の回覧】
運動会などについて、担当部署が企画、運営、反省までを一貫して担当することになります。

反省について、具体的にこういう目的で、というのは聞いたことがないのですが、おそらく以下のような目的があるのではと思います。

様々なケースを想定して実施したが、実際どうだったか確認する。
課題があれば、それを書いてもらうことで参考にして改善する。

これについて、積極的に改善に向けて検討するというより、全体で取り組んだというアリバイに近いところがあるなぁと感じています。「(アンケートなどで)聞いた以上は、それを受けてやらなければならない」という同調圧力とセットとして捉えるのは年配の教員や、組〇関係の教員に多いのかなという印象です。アンケートは意見などを受けて、その意見が妥当なものであれば聞くし、そうでなければ実態に合わないとして却下でいいと思うのですが、そこは微妙なところです。

【アンケートの内容】
アンケートの内容は、項目が多すぎたり、事細かに聞きすぎたりすると「書くのが大変、まとめるのが大変」になるので、ざっくりと4~5個くらいの観点を挙げて書いてもらうようにしています。

例えば、「ねらい」、「実施の日時について」、「実施の流れについて」、「役割分担について」、「その他」などです。例年行われるものなので、昨年度のアンケートのデータをもとに作成すれば問題ないと思います。

【アンケートの配布にあたって気をつけていること】
「ねらい」について、実施要項などに書いているのですが、アンケートを書くにあたり、その実施要項と見比べながら書くというのはあまりないので、私はアンケート紙面に実施要項に書いた「ねらい」をコピペして、「これを見ながら、意見があれば出してください」にしています。

また、アンケートは各学部の主任やイベントの担当(窓口)に配布して回覧してもらうことが多いですが、そのアンケート用紙はどこを回覧して提出するか、最後までアンケートが回ったらどこに提出するか、締め切りはいつまでか、を書いておきます。

【アンケート回収後】
担当者会や実施した部内等で集計したものを配布して、検討事項を挙げて話し合います。

そもそも、実施する前に検討して、情報を共有して行ったことですから、根本から否定や抗議めいたことは言わないのがマナーです。

以前、分かっていることなのにクレームめいたことを言い散らかしたベテランの先生がいたので、「事前に担当と相談してください」、「予見できることなので、事前に準備しておいてください」、とぶった斬ったことがあります。

仕事を人任せにして、お客様になったらいけませんよね。


https://magomago1.org/339grouppressuremakeitunstoppable202102/
前回は「339)特別支援学校 止められない、向上していると言わなければならない呪縛」でした。