このところ、年齢のせいでしょうか?
リタイアする、定年退職後どうする、年金はどうなる、などが気になって、そのような本ばかり読んでいます。中でも、「FIRE」は気になるところで、仕事をしなくても生活できるような、お金の独立を確立することなんですが、普通に雇われて、給料を得ているだけでは難しいだろうなと思います。
Financial Independence Retire Early
【公務員に余裕はあるか】
公務員は優遇されている。
よく言われていますが、退職してからの生活は民間企業と大差ないと思っています。
60歳まで働き、65歳まで再任用、65歳から年金がでることになりますが、年金は17万円くらいでしょうか、退職金は1500万円前後でしょうか。再任用までは、これまでの仕事の延長ですから、心身ともに健康ならばやれるでしょう。
しかし、65歳からは高校を卒業して就職した方くらいの支給で、これまで月に40万円くらいだった給料からの金銭感覚から、すぐに適応できるでしょうか?
なんだかんだお金を使ってしまい、そのうちに医療費もかかってきて、退職金なんてあっという間に小さくなっていくことでしょう。
【スキル】
公務員といっても、国家公務員、地方公務員とあり、それぞれどこに属するかによって身に付くスキルや経験が変わってきます。学校の教員はどうか?といいますと、正直つぶしが効くのは人によりけりで、人前に出て話す能力、報連相の習慣ができる、様々な学校教育に関して積み上げてきたスキル、などがありますが、組織内で活用してきたものですし、資格になっている訳でもありません。
なので、形になる証明にはならず、企業等で活用できるものか、疑わしいと思われるかもしれませんし、お役所特有の文化につかり過ぎて、人材として使いにくいと思われているかもしれません。
かといって、副業や兼業が自由にできる訳ではありませんから、退職後の生活に向けてスキルを磨くことも難しく、資格をとっても実務経験が伴わないので業種も限られてくると思います。
【現職をしながらできること】
①シュミレーション
退職したところで、資産がどれくらいか、収支はどうなるか、どこで、誰と生活するか、何をして過ごしたいか、どんな仕事ができると思っているか、情報を整理してみましょう。
②シュミレーションした内容で、ゴールまでいけるか考えてみます。
③十分でないと感じたら、何で補完するか考えましょう。
投資、労働、節約、生活コストを下げる、生活コストの低いところに住む、など。
④勉強して、できるものから始めましょう。
⑤自分が身を置きたいと思っている場所にいる人とかかわり、人脈を広げる。
【できるかな】
収入が月40万円から17万円の年金生活にシフトするとしたら…。
その分を労働などで埋めなければなりません。
しかし、不労所得があれば全額労働で補完する必要はありません。桐谷さんのように生活用品をもらえる投資をしていたら使うはずだった経費を削減することができます。不動産があれば住居費を節約する、賃貸に出して利益を生活や再投資に還元させることもできます。
海外や地方に住むことで生活コストが下げられたら、限られた収入でもやっていけるかもしれません。
余裕があれば、人生にお選択肢は増えます。
「しなければ生活できない」割合を下げることで、心に余裕ができます。
両親の生活を見ながら、自分も年をとったらどうしよう…と考える40代後半から50代、思い立ったら吉日です、いろいろな可能性を求めて勉強しましょう!
【FIRE以前に忘れてはいけないこと】
普通にやるだけでは難しいと思います。
お金を引き寄せる能力や仕組みができないと、アーリーリタイアは難しいと思います。
経済的な自由の大きさにかかわらず、社会のなかで自分の場所を見失わないようにしたいものです。
衣食住には困らないけれど、することがない、というのは多くの先輩方が経験しています。
無職を経験した方も、経験したと思います。
ショッピングモールや公立図書館で毎日時間をつぶす生活もいいですが、長くなると飽きませんか?
私はそれが怖いので、自分が選べるカードが増え、少しでも強くなればと時間をかけて準備しています。
https://magomago1.org/452worriedaboutmanpowerintheschool202108/
前回は「452)特別支援学校 令和4年度に向けた教員採用試験から思うこと」でした。