新年を迎え、久しぶりの登校となりました。
ここで、どのように児童生徒を迎えるか、指導するかですが、私は「下校まで必要なことを端的にして、余計なものはつけたおさない」、「年明けに持ち越したこと、課題としてあがったものは早急に対応する」というスタンスで臨むことにしました。
【要点をおさえる】
「お正月、みんな集まったし、おめでたい雰囲気を一緒に味わいたい」ということで、ワイワイする場合もありますが、久しぶりに学校にきて、ここはどんな場所だったか、どのように過ごすか、何をするかを曖昧にしていいのだろうかと思います。夏休みも同様に、家庭生活で途切れてしまったものをつなぎ直す作業は、授業が本格化するまでに済ませておきたいと思っています。
登下校時の手順と安全確認
提出物の有無と提出先の確認
持ち物は何を持ってきたか
年末に依頼したものができているか
始業式も含めて、その前後に何をするか
持ち帰りのものと、提出して学校に残すものの振り分け
連絡帳等の記入
これだけのことを「する」と決めていたら、遊んでいる時間はそれほどないはずです。
【提出物の取り扱い】
家庭にお渡しする書類を入れる場所と、提出されたものを一時保存する場所が混同する場合があります。
保護者は出した、教員は受け取った、しかし現物は保護者に再び戻されているので、学校で紛失したのではないかと大騒ぎになる。これは想定できることです。書類はどこに置くか、まとめるか明確にしておきます。また、提出物をしかるべき部署(人)に渡すまで、油断してはいけません。失くさないように、自分のカバンに入れて職員室に持ち帰った、しかし、そこで満足してしい、入れっぱなしで忘れてしまうケースもありました。
提出物の処理について、受け取ってから児童生徒が下校するまで、できずに保留となる時間があることがネックだと思っています。時間と体制の調整ができれば、大事な書類は指導体制から抜けて、確実に終わらせて教室に戻ることもあります。(効果的ですが、これはあまり使う機会がないです)
【下校方法】
児童生徒によって、下校方法が違います。新年度、保護者がどのように下校するか書いてきていない場合があります。そんなときは、「いつも、この曜日は〇〇で帰るよね」と惰性でいくのではなく、電話連絡で保護者に確認するようにしています。人のすることなのでヒューマンエラーは当然ありえると思っています。その時に、「あれ?それって何だったっけ?」ということが少なくなるように、ある程度大人が行動をコントロールしていることが大事ではと思います。そのために、登校してからどう過ごすか、この日に先を見据えて保護者に確認しておくことはなかったか、などについて把握していることが望ましいです。何年経っても目の前のことで手一杯になるのですが、慣れるまでは日々一生懸命過ごすしかないのが実情です。