学校の文化 担任の先生より

618)特別支援学校 新学部会・新分掌会

卒業式・修了式が落ち着く頃、次年度に向けた会議が行われます。

とはいえ、異動でくる先生、新規採用の先生、次年度からくる常勤講師の先生などはいませんから、フルメンバーではありません。年度によって比率は変わるでしょうが、新学部会や新分掌会にくるのは全体の60~70%くらいでしょうか。

【話し合われること】

細かい決め事は、新年度改めて話し合われます。
ここに年度前の会議記録があるのですが、行われたことは以下の通りです。

①学年・学級指導体制について
②部内係の確認
③教育課程(時間割)について
④その他確認事項

ざっくり言うと、「1年間この学校でやってきましたね。色々意見はあるだろうけども、次年度はこのようにいくのでよろしくね。」です。

【①学年・学級指導体制について】
見るポイントはいくつかあるので、思いついたものを列挙してみます。

前年度にいた先生が、その学年や学習グループにどれくらい残っているか。
 前年度にいた教員が率先してリードできるか、前年度やっていたことを踏襲すれば一から作る負担感が軽減します。他にも、このイベントや行事、授業のときにどのように学習を進めていたか知ることができれば、効率的に準備することができ、複雑な部内の調整や混乱の回避につながります。

・組み合わせをどうするか
 この学級にいる子どもの実態と人数を見ると、教職員は何人必要だ。〇君と〇さんを1人の先生がみて、△君はマンツーマンでなければ危ないな…などと計算します。そこには大人の力量や相性、性別、体力、経験などが考慮され、時に1年を乗り切るには過剰な負担を強いられることがありますし、逆に甘い環境になってのんびりする先生がでてきます。この組み合わせのパズルができないと、反論も調整も効きません。

【②部内係の確認】
・行事などの準備や担当責任者を誰が担当するか
 1年、その学校の、その学部で過ごした経験が活きるのはここです。その行事はどのように行われていたか、どんな手順で準備が進められていたか、大枠を見ているからです。準備が大変な行事だと、またこれか…と思えますが、ほどほどの仕事だと経験則を活かして動けるのでラッキーです。

この部内係と指導体制を比較して、時間の確保が難しい学級の担任になっているのに、この係担当?ある人がやたら役割が少なくて仕事をしていないけれどどういうこと?などを確認します。何も言わなければ、何も検討事項にあがらなければ、組織的に合意したとして確認されることになります。

【③教育課程(時間割)について】
 学部によって、学年によって時間割が変わります。メジャーなのは小学部は1コマ45分、中学部と高等部は50分です。1コマの時間が違うものが同じ校舎で共存することはとても難しいことです。給食の時間、行事の時間設定、音楽室や美術室や〇〇広場の使用など、ブッキングせず、不公平感がでないようにすると、前例を覆すのが困難になります。「あちらを立てればこちらが立たず…」があるので、よほどの理由がない限り、変えてくださいは通らないと考えるべきでしょう。

【④その他確認事項】
 あとは年度を終え、新年度に向けて何を準備するか、登校から下校までを見通して、不足しているもの、枠が決まっていないものはないか意見を出し合います。たとえば、学部の人数は変わったけれど、靴箱はどうなっている?などです。荷物置き場、教室表示、教材の確保、名札の作成、新しい人が揃わないうちでもやっておくことはいくらでもあります。