担任の先生より

628)特別支援学校 君は誰?どんな子?

始業式がありました。
いよいよ新学期となりました。

どのバスに乗っている、誰を迎えにいくか、名前を再三確認しました。
バスがどこにとまっているか確認しました。

バスをのぞき込んでみたら、みんな荷物が満載で、みんなマスクをかけているので、誰が誰だか分かりません

声をかけて、反応してくれたら助かります。もし、どの子はテキパキと集められなかったら、後ろで待っている先生を待たせることになってしまいます。ここは先にいってもらって、後でゆっくり確認しながら進めようと思いました。

【始業式】
始業式の会場は二階でしたので、列をつくり、子どもたちに椅子をもたせて移動します。

初日なので、まだチームがうまく機能しているとは言えない、子どもや集団の実態が分からない状態で、椅子運び&階段昇降をするのはハイリスクとふんで、椅子を大人が運び、引率する担任は子どもが明後日の方向に走ったり、転落したりしないよう配慮することに集中できるようにしました。

前年度以前からいる先生は、この子は、ここから自分で椅子を持たせます、などと判断していました。能動的な指導にはリスクがついてきますが、そこまでリスクがとれるということなのでしょう。

異動したばかり、新規採用されてきた教員はどこまでできるか、どの状況ならできるか判断できる基準がありません。指導方法について、昨年度通りということがありますが、何気に慣れた教員がうまく運用できるよう支援していたからこそできていたことがあります。年度のスタート時から指導を継続させたければ、それ相応のサポートや説明が必要だといえるでしょう。

【初日、教室にもどって】
教室に戻って、まだ正式な授業が始まっていないので、各教室で過ごすことになります。
1人課題をさせる、じっとしていることが難しいので校内探検する、本読みをする、などあります。

が、本格的に動き出すとできないことを、今のうちにやってしまおうということで、椅子と机の高さ調節をしました。学習椅子や机も、種類がいろいろあるのですね。調整には六角レンチなどが主流ですが、たまに合わないものがでてきます。また、高さ調整の穴の数も違うので、今調整するために必要な高さがだせるか、この先調整することになってもできる余力を残すように、と考えながら机や椅子を選んでいます。

【下校】
学部ごとに、学年ごとにいつ、どのように移動し、どこで待機するかは例年の流れがありますが、下校1つとっても、学級の子どもをまとめるには経験が必要だと感じています。

大人の立ち位置、目標設定、言葉かけの仕方など、今いる状況に応じたものを取り出して使うには、引き出しの多さがものをいいます。

今日は登校初日で、かなり気を遣いました。
下校は早めでしたが、疲労感でいっぱいです。

今年度は始まったばかり、着実に進めるよう無理しないでやっていきたいと思います。