学校の文化 担任の先生より

642)特別支援学校 非常勤の先生が来るようになりました

年度が始まって、もう少ししたら1か月です。
ゴールデンウィークももうすぐですが、落ち着かない日々なので、先を見据えてよりも、今日どうするかが関心事となっています。

諸事情で、同じ学年のなかに非常勤の先生を迎えることになりました。
それも、若干コマ切れで、複数の方が入れかわり立ち代わりの不安定さです。

見かけは教員数2で、満たされているように見えますが、ぱっときた先生が事情を含めてフル回転できるなんてことは、とても難しいです。

【メリット】
非常勤の先生がくると1人学級(一担 いちたん)にならないので、個別の指導をしながら、他の子どもに目を配ることが常態化しなくなります。学級を1人とその他、半分ずつと分割しながら臨機応変に組み合わせを変えて過ごすことになります。

非常勤で、ピンポイントで入ることが前提なので、始めから自分のほうがリーダーシップを発揮することを前提に話を進められます。

【デメリット】
自分は主担任であるから場を仕切りますが、指導内容や分担された業務の負荷が高いとなると、非常勤等の先生の場合、「もう続けられないわ」と辞めてしまうことがあります。私自身は経験ないですが、近隣の学部で年度途中で辞めてしまったケースを耳にしています。

力量や経験の差が大きく、ちょっと難しい仕事だとやりたがらない、知らないことが多すぎて逐一フォローを入れる必要がある場合はちょっとしんどいです。言うことを聞かずに勝手に物事を決めてしまう人も困ります。やりまくられても、最終的に尻ぬぐいをするのは主担任なのです。

【気を遣うところ】
一番気を遣うのは、その非常勤の先生にどれくらいの力量があるか、量っている間はすごく気を遣います。

過剰な要望はエラーや事故(転倒など)を誘発することにつながり、細かく指示を出すと窮屈だと感じさせる、信用できないのかと不信感をもたれる、といったことにつながる場合があります。

主担任が非常勤の先生のキャラクターが分かり、主担任の指導観や指導の流れなどを理解してもらえるようになったら、やっと普通に流れるようになったと感じられます。その期間は人によりますが、2~3か月は必要なのかなと思います。

あと、予定や仕事の段取りについて主担任が把握しておき、聞かれたら答えられるようにしなきゃならないのかなと思います。ぽんと指導に入った人には、いつの間、何時から、誰に対してどう支援するかプランができていれば、無理の少ない指示が出せます。そう考えてみれば、受け入れる側も、受けるる側も、両方気を遣うことが多いんだなーと思います。