学校の文化

646)特別支援学校 メインティーチャーをするまでの観察期間

初めて担当する学年、どんな授業をしていったらいいのか?と考えますよね。
私も、新しい学部・学年に入ったので、どんなふうに授業をすすめるのかな?と思って見ています。

いい授業の形はいくらでもありますが、その学校ならではの文化があります。
そこを突き破って挑むのは、かなりエネルギーを使います。
まずは、周りの様子を見て、流れにのって、そこから自分のスタイルを更新して提供する形でいいと思います。

【学校の文化を見極める】
他の教員はどのように授業を進める傾向があるか?
そこを見ていないと、自分の授業にスムーズに協力してもらうことが難しくなります。

それでも、思う通りにやりたいなら、事前の根回しを成功させる必要があります。(私は面倒なのでしない)
では、その学校の、学年の授業のパターンはどんなものか、チェックしてみましょう。

・時間割の、その授業はどの教室を使うか?
・学年全員集まるか、学習グループや学級で分割するか(コロナ対策でありがち)。
・授業は何時から何時までやるのか(建前でなく実態として)。
・どこを前にして並ぶか。
・並ぶ順番はあるのか。
・いくつくらいのメニューを実施するか。
・始め方と終わり方のパターン。

このあたりでしょうか。

何を守ると、集団の授業が円滑にいくか。
どの部分は自分なりにアレンジできそうか、計算します。

【見る】
授業の枠組みを確かめたら、次は授業者のやっていることを見てみます。

大事なのは、始め方と終わり方です。

はじめのあいさつ、おわりのあいさつは、マインドセットの儀式みたいなものですから、慣れない手続きをいきなりブチ込むと、「これから何が始まるのか?初物?」と、その場にいる大人も子どもも内心ザワつきます。

その場限りのイベントで、やったら終わり、見たら終わりのものならいいのですが、そうでないレギュラー番組をするなら、いきなり大博打にでないほうがいいと思います。

次に、授業の内容ですが、やっている内容を見て、その教員集団の力量や許容範囲を探ります。

児童生徒の特性をとらえて、毎時間テーマをもって取り組んでいるようなら、自分もそれ相応のことをしないとマズいな…となりますが、その場限りでみんな楽しくなら、多少ゆっくり物事を進めても大丈夫そうだぞ、と判断することができます。

最終的には自分もメインティーチャーをするんでしょうから、それまでに情報を集め、状況を把握して、計画をたてましょう。