全国学力テストが実施され、大阪府が最下位に近いところに位置していたと。
大阪市長も聞かれた手前、何か言わなければならないのでしょう。
総じて最下位ではないということで、改善の傾向があるという感じのコメントを出していました。
テストは国・数・理などの教科学習の成果として捉えられるようですが、それだけでは片手落ちではないかと思っています。というのも、ある5年生がテストを受けて、結果がでました。これについて、学習が進んでいる、いない、他と比べてどれくらいか分かるんだと思います。
そこで分かるのは、教えられたことが理解できているか、記憶したか、回答テクニックが身に付いたか、などどちらかというと瞬発力的な力ではないかと思うのです。
【学習の成果をどこに求めるか】
自ら考え、みずから学び…は生涯学習に通じます。
小中高で学びがストップしてしまうと、仕事についてから、様々な国に行ってからの学びにはつながりません。
なので、成果を在学中に求めるばかりでなく、40歳くらいになったときに、自分の受けた学校教育がどう役に立ったか聞くのも大事だと思っています。
「三角比とか、学生のときは大嫌いで逃げていたけれど、建設業をするようになってから使うと分かって、必死になって勉強した。」という意見があれば、その人にとって嫌いなことでも、多少理解しておけば役にたったのにということになります。
「五教科はどれも苦手だったけど、美術の授業が好きだから、学校にくることができた。」
「学校の成績はそこそこだったけれど、勉強の仕方を知ることができたので、自分で資格勉強するときに役に立った。」
学校での学習が、知識面だけでなく、主体的な学習者になるための基礎・基本になったのか、ポジティブかネガティブか、必要か否かなど、このあたりは是非調べて欲しいと思います。