学校の文化 担任の先生より

756)特別支援学校 私は若手…だったはず

最近、学年全体の授業で「準備する」「片づける」「走る子どもについて、一緒に走る」といったことが少なくなったなぁという気がしています。

肢体不自由を主とする学部にいると、一つの集団の人数が少なめになるので、誰もがそれなりに子どもの支援にあたるのですが、知的障害を主とする学部になると、集団の数が大きくなる傾向があると思います。

例えばですが、教員6人に対して、子どもの数が20人とかいう感じです。その20人のなかにも、ガンガン走れる子もいれば、大人がついてゆっくり走る子もいる訳で、若手の教員は走る集団をリードし、50歳前後以上の教員は、あまりスピードを出さない子どもにつくような暗黙のルール(?)が存在します。

【私は高齢者じゃない、と思う】
私としては、持久力やパワー感が依然よりなくなっていることは確かですが、まだそれほど衰えたと思っていません。配慮してくれと頼んだこともありません。が、しかし今の状況は「いたわられている教員」のようです。

私が、私が、と言うと老害的になるので、黙っているのですが、いつの間にこうなってしまったのかと考えています。

外見?
実年齢?

【年齢がバレる】
ちなみに、年齢は自分で誕生日などの折にカミングアウトするか、宿泊行事の引率教員一覧に氏名と年齢を記載する欄があるので、そこで「あー、この人は〇歳なんだ」、「この人、私より年下だったんじゃん」と気づかれて、その後の対応が微妙に変わることがあります。

バレると、ちょっと年下扱いになることがあったり、逆に引き気味になったりします。学校は経験年数ではなく、年齢と役職でなんとなく序列ができます。医療職のように経験年数で序列ができると、年下が年上に横柄な態度をとることがあるあるですが、日本はそもそも儒教的な考え方をする国なので、少し違和感があります。

「まだまだ若いモンには負けん」

そう言いたいのですが、身体的に一日一日をフルで過ごすことがキツくなっているのは確かです。ここはおとなしくするべきだと思いつつ、気持ちも身体も思うように前に出ていた頃が懐かしいと感じている今日この頃です。