担任の先生より

787)特別支援学校 ひっかき事故

先日、教室内で友だちを引っ掻く事故がありました。

今は年度がわり。環境も人も変わっています。昨年、他害があったから今年もあるとは言いきれないし、昨年なかったから今年もないとも言えません。

なので、年度始めは過保護にやりつつ、教員が学級経営の流れやパターン、さじ加減が分かってきたら保護を少しずつ解いていくことが妥当なのかなと思います。

はじめから適切な対応をすることは、無理です。ブラッシュアップできるまでは、攻めの指導でエラーが頻発することがないようにしたいです。地道に積み上げれば、教室が生活する場として安定した空間になっていきます。

【ありがちな個別対応になるケース】
不注意で転倒しがち
注意転動で列や集団から離れがち
他の子をひっかいたり、たたいたりする
教室から逃げ出す
難しいことが多く、学習のために、とにかく支援が必要
立ち歩いて、教室の中のものをひっくり返す、出しまくる
活動の手順が分からない
異食(いしょく):ごみなどを口に入れて食べてしまう

このへんでしょうか

【つき方】
同じ学級のなかに、二人以上個別対応が必要な子どもがいる場合、環境と指導の工夫が必要です。

他害のある子どもがいる場合、①その子に個別について、その後ろに学級の子どもをついてくるよう促す、②その子の自主性を尊重しつつ、その他の子どもとの間に常にいて、ブロックし続ける。③他の教員と連携(役割分担)できるなら、距離をあけて行動する、といった指導を行います。

【環境】
それでも、常に教員がつき続けるなんて無理、目や手が離れる瞬間がある、という厳しさがある場合は、環境を変えて対応します。

他害をしがちな子か、その他の子どもを仕切りや棚、机、パーテーションなどで区切る。
他害をしがちな子か、その他の子どもについて、他の学級に一時預かりしてもらう。
他害をしがちな子どもの好きなもの、好きな活動に夢中にさせて、事故が起きるリスクを下げる。

【案件によって違う対応】
他害、遊出(ゆうしゅつ)だけでなく、大人になつき過ぎることも対応すべき案件だと思っています。指導も環境調整も、人数や内容によって考え方や対応の方法、使う道具が変わってきます。頭の中で情報を整理し、対応するのですが、1人では難しい場合は学年内の教員をまきこみ、それでも難しければ体制を見直したり、専門家に相談したりしましょう。重いタスクを担任だけで抱え込むことはありません。誰かをまきこみ、臨時のチームを結成して乗り切ります。