担任の先生より

839)特別支援学校 掲示物

最近、なんだかなぁと思っていることを一つ。

それは廊下の壁などを利用した掲示物のことです。

日を追うにつれ、壁や窓枠スペースにどんどん作品が並べられ、貼りだされ、増殖する一方です。なんでも規則や共通のルールを作らないと、歯止めが効かないのか…。

手すりや導線を妨げないような掲示を、というのは肢体不自由の学部にいた時に感じていたことですが、知的障害の学部にいると、別の視点で考える必要があることに気づかされます。

それは、「注意の使い方」、「目的地を見失わずに移動すること」です。廊下を移動しているとき、どこに向かっているかだけでなく、周囲の環境を把握して道筋が合っているか、道程に危険なものはないか、などについて配慮しながら移動します。ところが、何割かの児童生徒は注意が何かにそれて動かなくなる、目的地を見失う、触りたくなって手にとってしまう、などの課題を抱えています。

自立活動の「環境の把握」をもとに考えると、移動への導線や目的地を見失わないように案内表示やカード、テープなどを利用しながら、一方でスムーズな移動を妨げるものを過剰に並べてしまうことに矛盾を感じてしまうのです。