医師・介護・看護 担任の先生より

841)特別支援学校 感染症

先日、スクールバスから下車する児童生徒のお迎えに行きました。

【特別支援学校のバスお迎え体制】
誰が、誰をお迎えにいくかについて、学校ごとでやり方は違うんだと思いますが、多くの場合

肢体不自由の学部⇒人数が少ない。多くの子どもがマンツーマンでの対応を必要とする。待てなくて混乱する子が比較的少ないのでピストンでのお迎えになる場合が多い。お迎え体制は学年単位が多く、小規模の学部(中学部など)の場合は学部内調整で行われる。

知的障害の学部⇒人数が多く、移動能力が多様であるため、実態を比較的つかめている学年の教員が分担してお迎えにいくことが多い。

【体調チェック】
登校時、子どもの顔色や肌の様子(キズなど)を確認して…と言われるのですが、日常ずっと一緒でない教員がお迎えに行くこともザラなので、そのへんは徹底できているかといえば…。難しい面があります。

その日、たまたまバス内で咳(咳嗽)があったとの話を聞いたので、咳は風邪症状に該当するし、その後の体調変化の経過観察の材料になるかもしれないと保健室に連れて行きました。

熱を測ると、37.5でした。え?熱あるの?連絡帳には何にも書いてないよ?

30~60分してから再度検温して、下がらなかったらお迎えということになり、その結果保護者お迎えになりました。お迎えの後に受診したそうで、それによると、飛沫で他の人に感染する類のものでした。よくある風邪、みた感じ元気そうで普段と変わりないと判断していたら、クラスターになったかもしれません。

【何を大事に考えるか】
子どもは学校が好きで、登校したがっている
保護者には仕事があるので、そうそう休めない
保護者のレスパイト(一時的な休息)を考えてあげないと

明らかに熱があってもスクールバスにのせて、お迎えという決定がでるまで預けてしまい、その間に用事をしてしまおうというのは〇でしょうか、×でしょうか。

スクールバスには地域ごとの小学部から高等部までの児童生徒を乗せながら学校まで移動します。そこへ、熱を出している子が乗ってきて、30分くらいの時間、同じ空間の中にいます。他の子どもたちの健康を守ろうにも、限界があるな…と思います。

感染リスクのあるものかないものか、どんな感染症なのか、言葉でうまく説明できない子どもの症状をどこまで正確に捉えられるか、学校は医療機関でないので検査も診断もできません。そのため、学校が健康や安全に配慮された環境になるかどうか、保護者の判断に委ねられる面も大きいと考えます。