ネットの記事がでていました。
「株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社Gakkenは『マンガでわかる はじめて特別支援学級の担任になったら 教師と子どもが成長する学級経営』を2024年8月8日に発売した。
同書籍は、特別支援教育の対象児が増えている現状に対応し、特別支援学級の担任を初めて務める教員向けに作られた入門書である。マンガや図解を通じて、1年間の仕事の流れのほか、子供・保護者との関わり方、教師としてのマインドセットを学べる内容となっている。」
私も、学校に入る前に文部科学省のHPや、作業療法士協会からでている特別支援教育関連の記事などに目を通し、医療現場とはまた違う職場の理解に努めました。
自分がしたいこと、求められていること、できること、役割などについて、入る前と入ってからも試行錯誤と失敗と成功の連続がありました。
「現場のことは現場で学ぶ」というものが多かったです。もちろん、法律や制度的な枠組みについては事前に文部科学省や厚生労働省などの資料から、ある程度読み解くことはできるのですが、とにかく現場の価値や文化は、随分それらと違っていました。
このブログも、学校の内情や価値観、仕事の運用、職員室文化について書いていくことで、現場に入ってからのエラーを少なくできたらという気持ちもあって続けてきました。冒頭のような、学校について説明する書籍も、貴重な情報の一つとして重宝することでしょう。
【校外の書籍に委ねていいものか】
しかし、すでに学校に入ってしまっている立場からすると、このような本がでていることについて、正直「情けない」と思ったりもしています。
学校における仕事の進め方、職番環境について、入ってから分かるように教えられていないということじゃないか。いろいろな人がかかわりをもとうとする学校について、特別な場を使って教えなければならないほど難解、違和感のある職場ということでしょうか。