学校の文化 担任の先生より

985)特別支援学校 研修会と会議で過密

9月からの登校を目前にして、職員室にいる人が増えてきました。連絡事項のアナウンスも、「次、次」と出てきて、自分に関係あることだろうか?と思いながら聞いています。

学校にかかわることなら、一応聞いておかなければと思ったこともありますが、今は自分の仕事に直接関係ないと判断したら、スルーしています。(キリがない)

ここでも情報リテラシーが大事と思います。

【聞いて、どうする】
まず、関連ありなら聞いておきます。聞いた内容で動けるものならメモしておき、不明な点があるときは同様に関連ありの先生に「あれは、どうだっけ?」と聞いてみて、全体周知の情報のなかに入っているか否かを確認します。それでも分からなければ、情報を発信した担当や部署の人に確認して、エラーや無駄足にならないようにします。

関連なしならスルーですが、関連ありの人で休んだり、出張にでたりしているときは、こんな情報がでていたと付箋等で職員室デスクに貼っておくことがあります。これも、全校周知の情報ででているものなら、本人の情報網を信じて何もせず、お任せしておきます。

【聞いてもらうには】
何を言っているか分からなければ、関連の有無にかかわらず、「伝わらなかった、伝えていない」としてスルーされることがあります。そのため、全校であれ、学年であれ、アナウンスして把握してもらうには、相応の配慮が要ります。

始めに、誰が対象の話なのか伝えます。関係あると察知した人は、意図して耳を傾けます。

「誰を対象に、何が、いつ、どこで行われるか、どんなことをやるか、もっていくものがあるか」を端的に伝えることが大事です。(丁寧にやりすぎると、要点がかすむ、他の告知者を待たせる、全体の時間を奪う)

【告知例】
「中学部の先生に、生活指導部からお知らせです。」
(あ、学部全体なんだ、じゃあ全員聞かなきゃ)
(生活指導か、登下校かな、避難訓練かな、何だろう?)

「来週5日に行われる避難訓練の、避難経路について、変更があります。」
(来週だから、すぐじゃないけど、当日困ることになるから、聞いておこう)

「要項では、東側の出口から外に出ることになっていましたが、防火扉を通って西側の出口から出ることになりました。各学級で導線を確認のうえ、スムーズに移動できますよう、御協力ください」
(そうなんだ、言われた通りにできるかな)

内容が分かり、当事者意識をもって対応してもらえるにはどうしたらいいか考えて、告知すればいいと思います。聞いていなくてミスるのは学級の先生の責任ですが、計画したものをうまく周知できなかったのは担当部署の責任という雰囲気があります。そのため、シンプルで丁寧で、誤解を招かない内容で伝えることが必要になります。

そうならないためには、告知する人がこれから周知することについて、大枠と、疑問に抱きそうなことを事前に把握しておくことが必要です。(たまに、分からなくても言えば伝わることもあるので、全てではないですが)

新しいことを始めると、この周知が大変なので、前年度通りにやってスムーズに動いてもらい、というのが本音です。