授業中などの機会に、突然尿がでてしまうことがあります。
ズボンの中におさまる量であれば教室を出て、着替えをさせます。
床にまであふれるのであれば、それ相応の対応をしなくてはなりません。
【ダブルでパニくる】
失禁があった場合、ダブルでパニクります。
それは何かというと、失禁した場所から、どうやって着替えと着替え場所を確保するかという点と、失禁した子どもを連れて行ってしまうと、残った児童生徒は誰がフォローするか、です。
もし、子どもの安全を確保してもらえるなら、子どもの着替えなどを取りにいきます。
【持ってくるもの】
何が必要かというと、ズボンを脱ぐところから、替えのズボンをはくところまでを思い出し、場面ごとに何が必要か思い出せば大丈夫だと思います。
ズボンを脱ぐ⇒大人が使う使い捨て手袋、足を伝う液体を拭くためにおしりふき、汚れたズボンや下着をいれる袋、おしりふきなど廃棄する汚物入れ袋
清潔にする⇒上記のおしりふきと汚物入れ袋を引き続き使用、汚れが広範囲でボリュームがある場合は、トイレットペーパーを使っておおまかに拭くこともあります。
服を着る⇒替えの下着、ズボン、靴下
【大惨事】
時々、半ズボンの隙間から、個体が転がり出ることがあります。
落下したものが靴下や靴にかかる、または落下したものを踏んでしまって足底や靴が汚れることも。
そんなときは、足にビニール袋をはかせて縛ることで、二次被害を防止することがあります。
汚れた床は、新聞紙やトイレットペーパーを使って汚れをとり、学校で購入している除菌スプレーなどがあるので、ガンガンそれをふりかけながら拭き取ります。
【片付け】
汚れた衣服を入れた袋は、学校で洗わず、袋を二重にするなどして持ち帰りになります。学校で洗濯することもあったようですが、処理する際に感染リスクがぐっと増すので、行われなくなってきています。
汚れたティッシュなどを入れた袋は、トイレにある汚物入れに入れます。
最後に、連絡帳などで失禁があって汚物を持ち帰っていること、次の事態に備えて着替えの予備を持ってきて欲しい旨を保護者に知らせます。