「実は、このたび入籍することになりました」
なんていう言葉がグループ会や学年会ででてくることがあります。
え!?
これまで、プライベートなことなどは話したことも、詮索したこともありませんでした。誰かとお付き合いしていたなんてことも知りませんでした。それだけに、いきなり入籍とか結婚とかはショッキングです。(だからといって、どうということはないです)
公私の区別をつけてきても、結婚などに関しては「伝えた方が無難」かもしれません。なぜかというと、結婚にかかわる手続きや引っ越し等で休むかもしれませんし、女性だと妊娠などが考えられます。
メンバー構成にもよりますが、それなりに阿吽の呼吸と役割分担、能力差をふまえた動き方ができていたはずです。そのバランスがグラつく訳ですから、他の方々に覚悟してもらう必要があるかもしれません。
ただ、穴をあけることはないし、動きは平常通りというなら、通勤や職員登録などの関係で事務方にいうだけで、同僚(教員)に伝える必要はないと思います。
職員室には大勢の教職員がいます。大抵は誰が結婚しているか未婚か、子どもはいるかいないか、親の介護等をしているかいないか、などはほとんど知りません。今結婚しましたとカミングアウトをしたからといって、それを覚えている人は数年経てば異動や退職等でほとんどいなくなります。
昔のように個々に課されたタスクが今よりも少なくて、保護者対応も難しくなかった時代は、みんなで手放しで祝福ムードになったものですが、昨今は教員不足や社会の目が厳しくなったのもあって、祝福しつつも、どこか身構えた感じになったと思います。