学校の文化 担任の先生より

183)特別支援学校における、初めの保護者会(4月)で確認すること

こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、時期はずれになりますが、年度始めの学年保護者会では、どのようなことが行われるか説明したいと思います。

初回の保護者会は、年度が始まる4月半ばに行われることが多いようです。

学年の教員はもちあがり(引き続き該当学年の担任をする)の人ばかりでなく、異動してきたばかりの教員、採用されたばかりの教員も含まれますので、保護者を目の前にして、「今年、こうしていきます!」とまでは言い切れない状況です。

なので、初回の保護者会は教員体制や、一年間の活動、行事の予定などの枠組みをお示しするとともに、まずは保護者と話をして、できれば家庭での様子について聞きたいところです。

あーです、こーです

【保護者会の流れ】
①挨拶
②学年教員の発表、担当教科について
③年間予定:各種検査、運動会、終業式や始業式などの日程
④保護者会や面談など、保護者に直接かかわること
⑤短縮授業の日程
⑥説明:進路や行事について
⑦各学級で懇談

次はこう、次はこう

【保護者会の資料について】
保護者に配布する資料は、事前に学年等で回覧し、間違いや見落としがないか確認しています。

日程は、教務部(年間の授業時数や出席を管理する部署)が作成している年間計画をじっくり見て、関係あるところを抜粋していきます。
第2回以降で、年間計画に変更があれば、その都度更新して開示していきます。

③~⑤の予定について、分かりやすくするためにと分けていますが、何事も順番に列挙したほうが分かりやすいという保護者の方がいる場合は、全部ひとまとめにして上から順場に並べることになります。

【②担当教科について】
もし、新しい学部(今年から中学部とか)の場合は、作業学習とか生活単元学習とか、教科の名前だけでは何のことか分からない授業もあるので、簡単にでもどんなことをしていきますといった説明が要ると思います。

【⑤短縮授業の日程】
運動会であるとか、面談週間であるとか、通常の下校時間でないときはいつか開示します。
ここをおさえる理由は、下校のお迎えの時間が変わるということで、放課後活動(放デイなど)のお迎え時間の連絡や、予定の調整などに必要だからです。その点で、2020年のコロナウィルスによる休校や分散登校は学校だけでなく、保護者の方を随分混乱させたと思います。

【⑥進路や行事について】
進路について、進路実習や進路に関する情報についておおまかにでも示します。というのも、依存的な保護者がいることがあって、そのような方にも当事者意識をもってもらうことが必要だからです。

行事は、特に校外学習や宿泊を伴う学習について、キャンセルに関すること、費用に関することなど事前に理解しておいて欲しいこと、これから準備していって欲しいことを説明します。ということは、行事担当は年度始めで訳が分からない状況でも、行事に関する内容を確認し、提示できる状態までもっていかなければならないということで、結構負荷が高いです。

行くのは簡単、準備が大変

【⑦各学級で懇談】
実際に子どもたちが学習する教室に、輪になるように机と椅子をならべるのがスタンダードです。
面接形式的な配置にすると、「対決」的になるので、場がかたくなります。
輪の他に、子どもたちが参加する朝の会の配置で並んでもらうこともやったことがあります。
配置は保護者や場の雰囲気で決めますが、初回はスタンダードでいいと思います。

初回なので、自己紹介、教室でやっていること、教室掲示(時間割など)から一日の流れを確認するとか、教室で見られる行動や発言を受けて、家庭ではどうか、などについて話します。

【留意点】
場が固まらないように、司会的またはネタを提供する話術は結構大事かもしれません。
勿論、保護者同士で集まるので、疾患特性や障害像、家庭環境に深く踏み込まないようにお願いします。
始めるときに、いつまでに終わったほうがいいか、声をかければ親切かもしれません。
30分~60分くらいで終わるかな…。

http://magomago1.org/teacherhavemanychoice202007/
前回は、「182)教員によって指導の優先順位が違うという話」です。

http://magomago1.org/secondmeetingteacherandparents202007/
次回は、「184)特別支援学校における、第二回保護者会(7月頃?)で確認すること」です。

スポンサーリンク
まごいちブログ☆作業療法と特別支援教育をつなぐ