こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、特別支援学校の各学年から発行される「学年だより」について書いてみます。
発行する頻度は学校により違うかもしれません。
あくまで一例として眺めて頂ければと思います。
【学年だよりとは】
基準などは分かりませんが、自分なりに分析して書いてみます。
学年だよりとは、「所属する学年の先生が持ち回りで作成する通信で、日々の学習の様子や最新の予定が分かるもの」
んー、なんだか違う気がしますが、そういうものです。
書き方は、保護者あての表現で、子どもも一緒に見るかもねという感じで、表現はソフトで丁寧、ひらがな多めで漢字を使うときはルビ(よみがな)をつけたりします。
たぶん、一緒に読んでね、ということでしょう。
①タイトル
「〇年生通信」や「〇年生だより」、「すたーとだっしゅ」など様々です。
タイトルの右側に学校名、学部、学年、第〇号、発行日、書いた先生の名前、がついたりします。
②前文
(例)いよいよ〇年生の生活がはじまります。〇年生のみんなは上級生として新入生をむかえます。
1年生のお手本になれるよう、いろいろなことにチャレンジしていきましょう。担任一同みなさんといっしょにがんばっていきたいと思っています。よろしくお願いします。保護者の皆様には、いろいろご協力いただくこともあると思いますが、よろしくお願いします。
あれ?ちょっとこれは児童生徒寄りの書き方ですね。
(例2)新学期が始まり、1か月が経ちました。新しい教室、新しい時間割にも慣れ、落ち着いて過ごすことができています。来週からは、〇月〇日(土)開催の運動会に向けて、体育や朝の運動で種目練習に取り組んでいきます。グラウンドをいっぱいに使って全力で走ります。また、〇月〇日(月)からは個別面談です。御来校よろしくお願いします。
これは保護者向けらしいですね。
他にも、書き出しに季節の言葉を入れたりするので、気候と月を見ながら文言を添えたりすることがあります。使用する月は合っていても、実際の気候と合わない場合はつっこまれますので、注意します。
③予定
予定を表にして書いていきます。書式は学校ごとに違うと思います。
縦軸に日付と曜日
横軸に時間割(1、2、給食、3、下校など)になり、あと下校時間、持ち物と備考がついてきます。
授業ごとに細かい時間や連絡を書いてしまうと、情報過多になるため、ここは流れだけ、持ち物などの補足は最後のお知らせの中で書きます。
④お知らせ
(例)日中の気温が上昇しています。水筒と汗ふきタオル、着替え用として体操着を1枚多く持たせてください。
(例)〇月〇日(月)から〇月〇日(金)は短縮授業となりますので、下校時間に御注意ください。
予定表に時間を書いていても、イレギュラーな展開をスルーしてしまう、そんな御家庭向けに一文を添えたりすることがあります。
学年だよりの発行は、予定を提示することがメインかもしれません。だから、ではないですが2週間に1回の発行が無難なところではないでしょうか。
http://magomago1.org/howtomakeinformationreport202007/
前回は、「188)特別支援学校の学年だよりの書き方(例)」でした。」
http://magomago1.org/riskofmentalhealthintheschool202007/
次回は、「189)作業療法士が教員になったときの病休リスクを3つ挙げます」