コロナウィルスの影響で、延期になっていた登校の初日がやってきました。
まだ、感染対策は継続されていますが、これから過ごす場所が確認できたことは良かったと思います。
それは教員にとっても同じことで、実態の分からない空白の教材準備期間から、やっと脱することができるのです。
【登校日までに行われること】
・資料を見る
身体の状態、行動、検査、保護者の希望などが書かれています。留意点として分かるのですが、実際の姿と一致しないので、留意点として、どう運用するかつながってこないのが困りました。
・会議
入学相談での様子を映像にしたものを、数分見ることができます。そこで大枠をつかむことができるのですが、やっぱりこれだけでは…。ちなみに、長期入院をしていて、体力が戻ったというお子さんの場合、入学相談のときと動きがまったく違うということがあります。
・電話連絡
連絡をして、入学までの準備で分からないこと、困っていることはないでしょうか?という経過観察をしていました。よく相談にあがるのは、持ち物、予定、登下校の方法、です。今回は予定がはっきりしないので、即答できないものも多かったです。
・封書の郵送
登校時にもってきてもらいたい保健情報や薬に関する書式、予定表などを一括して封筒に入れて郵送しました。
・備品などの準備
いす、机、教材、トイレ、などのセッティングをします。
名前のテプラをつくったりするのも事前に行います。
・登校日から1週間くらいの予定、登校当日の動き方(場所も含めて)の確認
〇〇さんは、誰と、いつ登校してくるので、誰が迎えにいき、案内するか。
登校したら検温する。
入学に関する会合はいつ、どのようにするか打ち合わせ。
などを行いました。
【登校当日】
誰が登校してくるか。
平面の顔写真(それもボヤけてる)を見ただけなので、誰か分かりません。
「お名前を頂戴してもよろしいでしょうか?」
これが始めでした
話す内容、車の中にあるグッズ、子どもの座り方、すべてが情報になります。
この場でどうするか、これからどうするか伝えながら、頭の中で観点ごとに整理していきます。
特に特別なことはしないのですが、リハの初期評価をするのとほぼ同じです。
総じて、終わってみればおおまかに、その子の説明ができることが目標です。
これを積み重ねて、これはどうだろう?とこれはなぜだろう?と少しずつ試していけば、学校の中で何をテーマにするか、見えてきます。
まだ1日、これから学年の子どもについて、少しずつ頭に入れていきます。
http://magomago1.org/controlyourjobvolume202006/
前回は、「158)担任になったら、連携によってレバレッジがかけられます」でした。
http://magomago1.org/rehabilitationstaffnewtypejob202006/
次回は、「160)リハビリテーション技士が人材派遣型雇用になったら」ということでOTの雇用について考えてみました。