担任の先生より

148)顧客のニーズが指導のあり方を決める

こんにちは、雑賀孫市です。
学校で仕事をしていくなかで、「どんな人たちの、どんなニーズを満足させるか」ですが、今回は子供の発達や将来に向けての成長、できることを増やす、というニーズを中心に書いていこうと思います。

学校は平準化させる装置という側面は無視できず、限られた資源のなかで公約数をとって指導をすすめ、ここぞというときに個別にアプローチする、という流れになりがちです。

学級として一緒に価値を共有して成長を促していきたいのですが、子どもごとに実態が随分違うので、「みんなでどうする?」だけでなく、個別指導の機会を確保して、結果的に学級全体の底上げを図る、という考え方も必要です。

【誰のためのニーズか】
「子どものために」
学校でよく言われるのですが、掘り下げて考えてみると、そうでもないことも。

これから行うことを最後までやったとして、その結果、何が子どもの成長に貢献しているか。
仕事量や労力相応の成果がでているか。
与えられた役割が、目的を達成するために、妥当な手段といえるのか。

などと考えてしまいます。

これに対して、自分でより目的に合った、いい方法はないか考えてみます。
提案されたことよりも「いいもの」なら、子どもの成長に寄与するはずです。
保護者に説明するときは、経過と結果がセットなので、保護者教育になりますし、
説明責任が果たせ、教員としての信頼も得ることができます。

何を中心課題にするかな…

面談などで、褒めるだけ、エピソードを保護者に伝えて、「こうだった」と楽しそうに話すだけのことがあります。それで、顧客(保護者)のニーズを満たすことにつながるでしょうか?

確かに、子どもが学校という場で元気に過ごしているのはうれしいでしょう。
しかし、それだけでは十分でないと思います。

子どもをよく見て、保護者と同じように悩み、考え、取り組んでいることを理解して頂くことが必要でしょうし、どのような経過を追って成長してきているかも共有したいと望んでいると思います。

【学校生活をみているのは教員だけ】
保護者のニーズを聞いて、「はい、かしこまりました。」では、学校として子どもをどう育てるか、考えているとは言えません。

保護者の希望はどこからきているのか
保護者はどうなって欲しいと思っているのか

面談などの機会では、これらを掘り下げつつ、学校の環境やルール、体制なども含めて、何が、どこまでできるかフル回転で計算することが必要です。そうして、その場で回答ができないものは、話を聞けるだけ聞いて、「学年教員や担当とよく検討してみます。」と課題を持ち帰るのが正解です。⇒自己完結できないことも多い

どう進めていこうかな

【ニードを形にするのは担任の先生の仕事】
学校での日々の様子を見られるのは教員(担任)だけです。

そのなかで、何を大事に考えるか、どうなって欲しいか、取り組みの旗を立てて欲しいと思います。
その旗にどれだけの支援を集めることができるか、そこが担任の先生の腕の見せ所だと思います。

http://magomago1.org/whatisthesocialneedswhatscoolcantry202005/
前回のブログ「147)特別支援学校におけるマーケティングとイノベーションについて考える」

http://magomago1.org/howdoyouliveafternowjob202005/
次回は、「149)コロナに関係なく、地方回帰(田舎暮らし)を考える時、特別支援学校教員っていけるのか」

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