学校の文化

175)特別支援学校のごみ事情

特別支援学校では(すべてとは言えませんが)、燃えるゴミ、燃えないゴミなどの分別をして廃棄しています。

【ごみがでるところ】
・調理場と、排水(グリストラップ)がでるところ

・植樹の枝や葉

・調理室(野菜や果物の皮、材料を入れていた袋)

・木工室(木のくず、ねじ、釘、木切れ、など)

・図画工作、美術室(紙の切れ端、絵の具のチューブ、など)

・教材庫(定期的な清掃により、行事で使ったものなどが大量にでる)

・トイレ(おむつ、など)

・各教室からでる燃えるゴミと燃えないゴミ

・職員室からでるごみ(教材づくりででたかみくず、ホチキス針、ラミネートの切れ端、など)

分けます

【捨てる人・片付ける人】

・児童生徒
 自分で出したごみを捨てる子、共同のゴミ箱まで捨てておいでというお使いゴミ捨て、など。
 燃えるゴミと燃えないゴミ、色やイラストで分けていても間違えることがあります。自分で目的地まで行って用事を済ませてくるという課題としてよくあるものです。

・教員
効率的に、効果的に仕事をするには、何をどこでするか考えています。教材づくりも職員室でやったり、木工室でやったりといろんなところでごみがでます。

そこででるのがお菓子のゴミ、定時を過ぎ、夕食を食べる時間になっても終わらない仕事、ストレスと空腹感でお菓子を食べますが、これは、学校で捨てていいか、いけないかですが、本当に学校によってルールが違います。今は、職員室の共同ゴミ箱に捨てていいようです。前の学校ではお金と分別の手間がかかるので持ち帰りをしてください、ということでした。なので、学校や学校が存在する市町村の事情によって随分違うものだな、と思います。

・用務員さん
あちこちから多量にでるごみを集めたり、分別したりしてくれています。この部署がパンクするくらいのマナーの悪さがでてくると、全校で守るゴミ捨てのルールなるものが新規で検討されるようになります。

・清掃にかかわる業者の方
児童生徒下校後に動いて頂いています。業者の方をいれていないところもあると思います。

【倉庫事情】
教材庫や倉庫の内容やルールも学校によって違います。
教材庫の管理担当があれば、目も当てられないくらいに荒れることはないと思います。

「いつか使うかもしれない…。」
「これ、見た目難しいけど、うまく使えば有効なのよ。
「在庫として少ないけれど、買い足せば授業で使える。」

そんな思いが、倉庫をごみためにしていきます。

また、消耗品などの予算を扱う人が、倉庫の現状(在庫)を知っていないと、必要なものがいつまでたっても補充されないといった事態になることも。

こういった諸事情で、学校からはごみがでます。

http://magomago1.org/partnershipmakeusmorebetter202006/
前回は「174)特別支援学校の中で教員(作業療法士もち)と教員(教員養成課程)が共存する案」でした。

http://magomago1.org/whatareyoudoingbeforehisjobstarts202006/
次回は、「176)特別支援学校の先生が早く出勤して、やっていること」です。