学校の文化

36)特別支援学校で行われる授業 「自立活動」

こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、特別支援学校で行われる自立活動について、紹介したいと思います。

自立活動(じりつかつどう)…。 正直、いまだによく分からない言葉です。
文部科学省にはいろんな資料が出ています。 読めば、あぁ、そういうものなのね、と思うのですが、実際に運用されているものが、 ちょっと違う気がしてなりません。

【まず、自立活動って何なの?】
学習指導要領 自立活動 第1 目標 個々の児童又は生徒が自立を目指し,障害に基づく種々の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識,技能,態度及び習慣を養い,もって心身の調和的発達の基盤を培う。

第2 内容
1 健康の保持
2 心理的な安定
3 人間関係の形成
4 環境の把握
5 身体の動き
6 コミュニケーション
ということで、それを言ったら、何でもありってこと?

例えば、「着替え」一つとっても、誰に服を準備してもらい、誰が着るものを選ぶのか。誰が着るのか、誰に手伝ってもらうのか、どこを手伝ってもらいたいか、着ないと風邪ひくだろ、場や季節に応じた服を着ようね、袖を通すときどこを動かすのかな、など、自立活動の6つの内容が入り乱れていおります。 どこに力を入れて指導するか、決めることが大事です。

段階に応じて、練習・練習

【①自立活動を主とした教育課程】
この自立活動は、障害の程度共に重度で、各教科の学習が著しく困難なため、自立活動の内容を主として学習する方が適切であると考えられる場合、を指します。重度重複学級の別名のように考えられていると思います。

【②学校生活全体を通して行う自立活動】

自立活動の指導は、学校の教育活動全体を通じて行うものであり、自立活動の時間における指導は、 その一部であることを理解する必要があります。と書かれています。

【③特設自立活動】
肢体不自由の特別支援学校で見られる授業の一つで、正式名称は「自立活動の時間の指導」だったと思います。
病院のPTが行っていた機能訓練、学校の文化である動作法などを実施する時間と考えられていた節があります。⇒身体の動きに特化しすぎ?

おそらく、この3つで特別支援学校の自立活動を大体説明できると思います。 この意味が広すぎて、でも外部専門家(医療系)が出入りするほど難しくて、 という得体の知れなさが現場の先生を困惑させているのだろうな、と思います。

特に、③の自立活動によって、方法論では埋められない医学的な児童生徒の実態を何とか言語化し、 ③があり、医学的な視点からも対応しているからと安心して、②の自立活動をおろそかにしてきたのではないか? と感じています。本来、学校は③に依存するのではなく、②をいかに高めるかが大事なはず。

私には②を底上げする必要がある、それによって③をより効果的に機能させる
という理想があります。あるから 作業療法士(OT)を担任にしてしまおう!と言い出したのではないか…。
書きながら、そんな気がしてきました。

https://magomago1.org/specialeducationmusicclass/
先回のブログは「35)特別支援学校で行われる授業『音楽』」でした。

https://magomago1.org/specialeducationart20200204/
次のブログは「37)特別支援学校で行われる授業「図画工作・美術」です。いろいろな方法がありますが、ご覧ください。

スポンサーリンク
まごいちブログ☆作業療法と特別支援教育をつなぐ