学校の文化 担任の先生より

329)教員向けの研修でウケるにはどうすればいい?

学校の先生が受ける研修には色々な種類があります

校外の研修に自主的に申し込んで行くもの、各都道府県の教育委員会が行う年次研修、教育委員会が各学校に指示して行わせる悉皆(しっかい)研修、各学校で専門性向上のために大学の教授等を招いて行う研修、研究部が主催する研修など様々です。

また、その対象の教員も校内全体であったり、各学部であったりと規模も様々です。

基本的に集められる研修は「受けることが仕事」であって、教員自身のニードや実態を踏まえない絵空事みたいな研修や、話が一般的過ぎて面白みのないものが多く、受講するモチベーションは、正直あまり高くないといえます。

しかし、面白い研修も中にはあります。
それはどんな内容かというと、大まかに分けて3つあります。

【ウケる内容】
ウケるものには特徴があると思っています。
主催者が誰であれ、楽しめるもの、教員の立場を尊重する、非難や無理な要求を強いるものでない、毒にも薬にもならない無難な理想論を並べたてない、というのが大事です。

①教員の事情を良く知っていて、教員に寄り添う内容
「教員の仕事のなかで、こんな問題がでたときどうするか」、「いかに教員が大変か」、客観的データや資料を交えつつ、教員を勇気づける内容はウケがよく、事後のアンケートでも高評価が得られます。ただ、やり過ぎると管理職が不機嫌になるので、それを忖度した研修運営の部署が次年度その人を呼ばない、というのもあるあるな話です。

②教員の仕事に直接干渉しないけれど、面白い話
教員も人の子です。面白い話には関心をもって耳を傾けます。そうして、学校以外の社会のことについて興味深い話がきけたと満足することが多いです。いわゆる、閉塞感のある職場にやってきた清涼剤という感じでしょうか。

教員の仕事に役に立つ内容
こうしろ、ではなく教員が授業をするうえで、外部機関と連携するうえで知っておいたら便利、という話題には関心を寄せます。本来、教員の研修はこうあるべきだと思うのですが、意外と上から目線で役に立たない理想論をおしつけてくる方が多いので、なかなかそうはいきません。

【簡単なことだけれど、難しい】
教員も人の子と書いてみましたが、本音と建て前、教員という立場上、ということで教員の仕事と専門性は見えにくいもの、教員のニーズはひろいにくいと思われます。そのため、日本の学校教育や教員に関する情報を広く集めて臨むことが大事だと思います。

https://magomago1.org/328becarefulwhenyoudonegativefeedback202101/
前回は「328)特別支援学校におけるネガティブフィードバック」でした。