担任の先生より

357)特別支援学校 歌う前に考える

歌うことについて、授業の内容を説明するために使ったり、何の授業が始まるのか心構えをもたせたりと、音楽の授業以外に活用できる教育的効果がそこにあります。

「あ、この音楽が始まったら席につかなくちゃ。」

「この音楽ということは、次は国語かな?」

「この音楽が流れたら、もう家に帰れるんだ。」

教員が話している言葉が分からなくても、音楽によって見通しをもつことができます。
勿論、教員にとっても予定が頭に入っていなくても、他の教員がその曲をかけることで、次の指導を「はっ」と思いだすことができたりします。

【音楽は万能?】
音楽をかけると、上記のような利点がありますが、デメリットかなと思うことがありました。

子どもは音楽が好きで、そこに気持ちが集まるのですが、その教室にいる子ども全員に必要なことか、ということが挙げられます。本来為すべきことがあるのに、音楽にくぎ付けになって動かなくなることがあるのはマズいなぁと思います。

他にも、本来指示を出すべき教員が、音楽を奏でる教員のパフォーマンスを中断させづらくなることはないか?と思います。学校は登下校の時間、時間割、給食の時間など、時計を見ながら展開することが基本となっています。実態は厳密にその通りにいかないことが多いのですが、だからといって自由気ままに時間を過ごすのは違うかなと思っています。気持ちを切り替えること、何もない時間を過ごすことができること、これらも大事な学習だと思います。

空白の時間を過ごさせることを恐れてはいけません。

大人だって、空白の時間や自由な時間を一日のなかで作りながら生活していて、過密になると疲れてくると思います。子どもだって、学校のなかで管理・監視され続けると疲れてしまうと思うのです。


https://magomago1.org/356trytofindmanypossibility202103/
前回は、「356)特別支援学校 いろいろ試すことって大事」でした。