学校の文化 担任の先生より

360)特別支援学校 全部まとめて持ち帰り

年度末です。
年度末になると、卒業する子ども、進級する子どもがでる訳で、この年の学級は一旦終わりです。
次年度に向けた片付け、教室移動が待っています。

まったく初めてになる新1年生だと、一からの環境づくりになるので大変ですが、教室は変わらず、担任も持ち上がりだとドラスチックに変えることはないので、大騒ぎすることはありません。

教室の移動ありの学級が中心になりますが、年度末になると子どもたちの持ち帰りの荷物が増えていき、修了式には最低限の荷物と成績を持ち帰ることになります

この持ち帰りの荷物は、予備の着替え、防災ずきん、予備タオル、教科書(使わなくても配本される)などです。なぜ、持ち帰るかというと、はっきりした理由は引き継がれていないので分かりませんが

①教室移動や教室の整理の間に紛失してしまうのを避ける
②予備の衣服などの内容(冬物・夏物、枚数)を再確認してもらう
③私物に名前が書かれているか、再確認してもらう
④教室清掃に伴うホコリが私物につかないようにする
⑤教室の片付けをするとき、いろいろ物があると邪魔になる
⑥「この年度は終わる」ということを子どもが自覚できるようにする

こんな理由ではないかと思います。
ただ、教室移動なし、担任も変わらないときは、ほとんど持ち帰りなしのことがあります。

教室は変わらないけれど、担任の先生が変わるときも持ち帰りが勧められます。
新しい担任の先生が、「~のときは~すべき」などのルールを意識する方だと失礼だろう、新しい環境を構築するときの邪魔になってはいけない、などの忖度が働くからだと思います。

いろいろなイレギュラーなケースはありますが、基本的に次年度については始業式まで伝えない、新転入生も総じて平等に、ということで「全員、すべての私物を持ち帰る」ことが基本ルールで、教室は変わるのか、担任の先生は変わるのか、などの憶測を呼ばないことも重視されるようです。


https://magomago1.org/359teacherspositionfornextyear202103/
前回は「359)特別支援学校 新年度体制の発表のあと」でした