学校の文化 担任の先生より

102)学校用務員さんと協働してみよう!

こんにちは、雑賀孫市です。
今日は学校用務員さんのことについて書いてみます。 学校用務員さんといえば、学校にいて、掃除や花の世話などをしているイメージですが、 みなさんはどんな印象を持っているのでしょうか?

校内美化

【学校用務員】
学校教育法施行規則に、「学校用務員は、学校の環境の整備その他の用務に従事する。」とあり、必ず置かなければならないものではないですが、「置くことができる」とされており、教員とは違う行政系(事務)のなかに含まれていることが多いです。

仕事は、①事務作業、②設備や備品や環境面の管理、③行事のときの警備や準備、④授業補助 などがあります。目につくのが②と③が多いので、そのイメージが強いと思います。 ちなみに、担任でない教員も同様に②や③にまわされることがあります。行事で児童生徒がやって いることを見て、指導の成果が見たいと思う人はイヤな仕事かもしれません。

【年度始めに用務さんにお願いしたこと】
①遊出(ゆうしゅつ:教室などを飛び出していくこと)があるので、教室のカギを開けないよう覆う細工をしてもらいました。

②教室を二分し、学級内の他害を防止しました。このときの仕切りは本棚&木で作ったボックスで隙間をガチっととめました。これも用務さんに作ってもらいました。

教室環境を作る

【仕事を適材適所で分担する】
いずれも②設備や備品や環境面の管理の範疇です。 教室のことは担任が、指導に関することは教員が、そうやって責任を持とうとする気持ちはよく分かりますし、作りながら希望する環境を把握していく、というのも分かります。 しかし、年度始めはただでさえ多忙な時期です。 自分しかできないことは何か、よく考えて進めないと、パンクしてしまいます。

働き方改革で時間のことばかり言われますが、時短にするために ①集中して早く、②効率的にできる仕事の方法をつくる、③能力を高める、などがあります。 その他にも、④割り振って負担を分散させる、ということも大事ではないかと思います。 外部専門家だけでなく、校内にいる用務さんも戦力として計算してみたらどうでしょうか?

http://magomago1.org/manysectionhavestudentinfointheschool202004/
前回のブログは、「101)特別支援学校のカルテ(個人情報)」でした。

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次回は、「103)学校の先生のオンライン研修 NITS」です。