年度末になってきました。
この時期ですが、心理だったでしょうか、専門家の方が来られたので、何人かの子どもの様子を見てもらい、意見を頂くことになりました。
とはいえ、該当の子どもについて、ある程度情報は得ているし、手はかかるけれど困っている訳でもない。学級の状態からして、新た提案を受け入れるキャパもそんなに大きくはないと思っていました。
そのため、手がかかる原因は何か、意見を聞いてみよう、そうして、あわよくば自分が気づかなかったことを示してもらえたら、教員にとってプラスになるだろうと考えました。
【聞いてみた】
授業の様子を観察してもらい、放課後に場面ごとの様子や、そこから分かった子どもの特性や心理状態などを共有できました。
分かっていることでも、言葉にして、それを咀嚼することで、厚みがでるといいますか、理解が進むと言いますか、そんな感じでした。そう考えると、「分かっているだろうから、あえて言う必要はない」、「新たな提案がなければ、意味がないのではないか」といった心配は不要なのかもと思います。
もう数か月で今年度も終わります。次年度、今の学級を自分が継続するという保証はありません。
引継ぎを考えると、要点をおさえておくことは有意義ですし、あわよくば「これを聞いたら誰でもできる」みたいなことも、ほんのちょっぴり期待したのですが、それはありませんでした。
子どもの様子をみながら、全体の流れをふまえて、どう指導(介入するか、教育的無視をするか、距離をどうとるか、どんなタイミングで言葉をかけるか、等)するか、パズルを随時組み立てることで、これまでやってきましたが、これは引き継げそうにない指導技術です。 仕方ありません。プレッシャーをかけないよう、やるべきことを端的に伝えて終わりになりそうです。ある程度、前年度の様子を分かってもらうには、紙では伝わらないことが多く、継続的に観察してフィードバックする、一緒に指導してみる、がないと難しいです