学校の文化

334)特別支援学校の情報管理

最近、ipadを1人1台支給するという話がでています。
誰がどうやって管理や運営をするのかな…(汗)

【各学校の情報機器等の管理】
各学校の情報機器等はシステム管理専任者が管理しているのではなく、教員が行っています。
情報教諭は必置ではなく、数人の情報機器に詳しいであろう教員を中心に担当することになります。
なので、詳しくないけれど担当になることがあります。

【各学校の情報機器等の状況】
自治体や学校によって違いはあります。
学校にはデジカメ、デジタルビデオカメラ、三脚、パソコン、ipad、テレビ、DVD、DVDプレーヤーなどがあり、各学校の大量のデータを保存するサーバまで関与することがあります。

各情報機器等の運用について、修理依頼、メンテナンス、バックアップ、更新、インストール、保存、使用の調整などがあり、自治体ごとに定められた運用ルールに則って利用の枠組みを決めていきます。

【年度始めのお仕事】
教職員や学部ごとに割り当てられたパソコンについて、プリンターとの接続やID登録ができるよう支援したり、年度ごとに情報機器の利用に関するルールを校内に周知したりします。

【年度途中のお仕事】
新規の情報機器の登録や使用方法の把握などがあり、分かる人には分かりますが、分からない人にはさっぱり分かりません。そのため、物があるけれど活用されない、または物を使いたいけれど分かる人が少ないので、分かる人に問い合わせが集中することになります。

運動会や文化祭など、コロナのリスクがあるうちは中止や縮小されていると思いますが、各学部でカメラなどの取り合いにならないよう割り当てをしたりします。

【教員が情報機器に関わる困難さ】
校務分掌などで情報の担当になった教員も、通常の児童生徒の指導を行っています。

それでも、授業中に機器の状態がおかしい、使い方が分からないなどで呼び出しを食うことがあり、煩雑です。近年の情報機器の複雑さ、多様さだけでなく、個人情報管理などの配慮、セキュリティ対応など、通常の教員が担うには複雑で難解すぎるのではないか、と思うことがあります。

問い合わせ窓口がありますがトラブルに対する助言が中心で、最終的には現場でなんとかするしかありません。このことから、情報機器に関する専任が教員定数の別枠でいたらなぁ…と思います。

https://magomago1.org/333hitscruchbiteintheschool202101/
前回は「333)特別支援学校 こどもが叩いた、噛んだ、ひっかいたとき」でした。