医師・介護・看護 学校の文化 OT・PT・ST

645)特別支援学校 臨床実習再び

今年度、リハビリ関連職種の1つ、作業療法士養成校の学生さんの実習指導をすることになりました。

特別支援学校という公立の学校で、医療職の実習をするって違和感がありませんか?それ、ええんか?って。

その違和感は、学校側にもあります。

私の立場は教諭であって、教育公務員にあたります。資格の有無はおいといて、医療系の学生さんが学ぶべき場でないし、教える立場でもない、といえばそうだと思います。現に、昨年度はコロナの影響もありつつ、管理職からその点が納得できないと言われたところです。

作業療法士の学生さんが学ぶには…というのは、リハ=訓練、医療というイメージが強いためだと思います。

学校では、指導・助言をするためにと、様々な職種の人が入るようになりました。
リハの側も、患者さんや利用者さんの生活支援に目を向けようという流れがきています。

お互いに歩み寄ろうとすることはしていますが、まだお互いの専門性や仕事、環境、文化に関する理解はまだまだ進んでいないと感じています。学校は、基本構造は変わらなくてもいいという感じですが、リハの方は資格取得者がどんどん増えるので、幅広い分野に出て行かないと、人があふれる危機感があります。そのため、学校に対する関心はスローながら進んできていると思います。

では、リハの人が学校の環境を把握する機会はあるのかというと、助言者として決められた日に出入りする以外は「ほぼない」といえます。学校に入ったリハの人は、「何だ、ここは?」「何をやっているんだ?」と戸惑うことばかりだと思います。

この度、学生さんを迎えることになり、変なクセがついていなくて、かくあるべしという経験がないほうが素直に環境に入っていけるのではないか?という期待と、学校という環境はフレッシュな目線でどのように映るのだろうか?と興味があったりします。

【何を学ぶか、何を問うか】
個人的に、実習で何を感じて、学んで帰ってもらうか考えています。環境に入っていくだけで学べることはあるでしょうが、まずはいろんなことを感じてもらい、その正体は何なのか、少しずつ解き明かしていってもらえたらと思います。