先回、机と椅子の話をしていて、他にもある!と思い出したので、 今日は衣服などについて書いてみます。 成長に合わせて衣服をサイズアップしながら、他に留意点があれば目標に応じて改善していきます。
【シャツ】
成長とともに縦に伸びる場合と、時期問わず横に広がる場合があります。
サイズだけでなく、素材にも目を向けると、ゴワゴワした服になると 着替えを嫌がるといったことはなかったでしょうか。
いろいろな素材に慣れることが必要だと思われるなら、同じ素材を念頭に置いて段階付けをすればいいですし、とにかく今は着替えすることに向き合うことが必要だとするなら好きな素材で、更に好きな絵柄がついていれば着替えに向かう強化因子になります。
【ズボン】
ズボンは入るかどうかだけでなく、着脱の仕方と身だしなみの様子によって、どのようなものを用意するかが変わってきます。
まず、着脱ですが、単に着替えだけでなく、トイレに行ったときにどうなのかも重要な情報になります。 特に男子だと、排尿のときに必要な部分だけ出す、納めるができるならボタン&チャックも可ですが、 そうでなければ膝くらいまでズボンを下すので、ゴムが入っているもののほうが無難です。
また、股上が短いと下着(シャツ)をズボンの中に入れることが十分でなく、しゃがんだときに臀部が見えたりするので、できれば骨盤よりも上まであがるものが望ましいです。
ぴったりしたズボンだと、脱ぐ時に足底でぐしゃぐしゃと踏んで脱ぐ癖がつきやすく、指導のなかで改善しにくいことがあります。「ズボンを裏返しにして脱ぐと、次に履くときに面倒だ。」これが把握できないと、脱ぐという今をクリアするために、最も合理的な手段を選択することが多いです。
【水着】
夏季に向けての話になりますが、水泳指導が始まる少し前に、一度自宅で履いてきてもらえると助かる案件です。
【最後に】
体が大きくなれば、サイズ的なことを考えて環境を調整する必要がありますが、素材に関してだけでなく、日々の活動から想定できる配慮点を反映することが大事です。
http://magomago1.org/checkoutstudentschairanddesk202004/
前回は、「109)児童生徒の成長対応について①(机と椅子)」でした。
http://magomago1.org/checkoutmorningmeeting202004/
次は、「111)朝の会を含めた、学校での過ごし方」です。一日、どうやって過ごしているか気になりませんか?