学校の文化 担任の先生より

153)特別支援学校での指導 自己完結でいくか、チームプレーでいくか決める

こんにちは、雑賀孫市です。

今日は、特別支援学校の担任として、やるテーマは決まったけれど、どうすすめたらいいか考えたとき、自己完結でいくか、チームプレーでいくか決めた方がいいです、という話です。

子どもの指導を継続していくなかで、何が課題か見えてきた、何に取り組んだらいいか分かってきたというとき、次に考えるのは「いつ、だれが、何をするか」であって、経過をみていくなかで「今の指導をどこまでするか」決めていくと思います。

やってみよう

【誰が何をするか】
いつするかは、授業の中でするか、給食前後にするか、下校前にするか、など学校ごとの事情があると思うので示しにくいですが、誰が何をするか考えることは非常に重要です。

しかし、この役割は〇〇が担当だから、ここに振ろう、などと縦割りで考えるのは得策でない場合があります。何をするにも留意したいことが他の人に伝わらない、ねらいはいいのに量的に不足しているので成果がでない、などの弊害がでることが多いからです。

まず、狙っていることが、子どもの様子をみて、どれくらいの頻度と量を確保することが必要か、
狙っていることのエッセンスが、どの授業で反映できるか考えることが必要です。

目標に向けて取り組んだ、というアリバイが欲しいのではないと思います。
その場面だけできればいいのではなく、子どもの地力にするには生活全体で学習することが大事です。

何より、成果がでて、子どもがいい意味で変わったと分かるほうがハッピーだと思います。

やるじゃないですか~

【自己完結かチームプレーか】
完全な自己完結、というのはなかなかないのですが、基本的に自己完結でやったほうが目的意識、指導方針、指導方法、成果の確認、成果に関する情報開示までできるので面倒くさくありません。

場面設定をするために、根回しをする・させることもないので周囲に気を遣わせません。

が、ねらっている指導について信頼できる人がいるなら、個別に協力を求めるのはアリだと思います。
自分たちは意義のあるプロジェクトをしている妙な仲間意識や緻密な情報交換ができるようになります。

チームプレーにするには、指導方法を踏襲すれば、誰でもできるところまでいかないと、実際難しいかなと思います。

先にチームプレー対象にしてしまうと、チームで実行するためにルールを確認したり、全体で情報共有する場を設けたりする必要があります。
途中で指導方針に異を唱える人がでた場合、チームでやっているが故に話し合う必要がでてきます。
途中変更をしたくなったら、全体周知の手続きをとらないと共通認識を壊したことになり、これもまた面倒なことになります。

【チームが必要なとき】
思いつくのは、自分が出張にでたとき、産休や育休に入るとき、休暇をとるときなどです。

メインだからといって抱え込まず、一度コケたら周囲がフォローできる状態にはしておきたい。

なので、ねらいをルーティン化するか、ねらいはさておき全体に迷惑をかけない指導を設定するか、が必要になります。

また、「自分のたてた目標や手だてが、妥当じゃないかもしれない」、という可能性もあります。
共感や同意ばかりする人に依存せず、客観的な視点で意見を言ってくれる人を探しましょう。
それは、外部の専門家だったり、感情に流されにくい冷静な同僚だったりします。

http://magomago1.org/atheallyouneedischange202006/
前回「152)特別支援学校で、漫然と同じ指導を続けないために」

http://magomago1.org/howtocontrolriskinthespecialeducationschool202006/
次回「154)「密(みつ)」だけど登校して、勉強するにはどうすれば」

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