担任の先生より

1001)特別支援学校 学びの場の多様化

教育ジャーナリストの、おおたとしまささんが、学校以外の居場所をいくつか紹介されていました。

また、「学校教育法第一条にもとづく正式な学校である、一条校かどうかは知っておくべき。一条校であれば、基本的に学習指導要領にのっとり職員も教員免許が必要で、教育の質が担保されます。(以下、略)」と書いていました。

紹介されていたのは、以下のようなものです。

・自治体の教育支援センター
・学びの多様化学校(従来の不登校特例校)
・フリースクール
・塾
・オルタナティブスクール
・通信制高校
・ホームスクール

聞いたことはあるけれど、どんなところかよく分からないというのが正直なところです。それこそ、聞いてみなければ分からない、入って見なければ分からないこともあるのでしょう。

【気になったところ】
気になったことは、学籍はどこにあるのか?です。

何もなければ、自宅の所在地を学区としている公立学校に所属することになり、どこかの学級に入ることになります。もし、その学級に属する児童生徒がたて続けに一条校でないところに通うようになったらどうなるんだろうと思いました。

もし、私が小学校の5年生の担任になったとして、自分が担当する児童は38人、そのうち、学校に籍はあるけれど、フリースクールに通う子どもが3人、ホームスクール1名などだったら、どうしようかと思います。

日常の学級経営、授業、分掌などをこなしつつ、通ってきていない児童についても、連絡調整などが求められます。管理する側とすれば、通学していなくても学級編成のなかに入れているのだから、当然担任として対応すると考えるでしょう。

もし丁寧に対応したら、時間はどんどん削られていくでしょう。

学びの多様化に対して、従来通り1人の主担が責任を負うスタイルを続けていたら、とてももちません。かといって、専門家や外部機関と連携したら、丸投げにできないと、何らかの会議や対応に走ることになるでしょう。

思うことは、多様な学びに対応して、責任の所在も担任一極集中にしないでもらいたい、ということです。