学期末、成績を書き始める時期になっています。
成績といっても、業界的には「個別指導計画」といって、学期始めに教科名や指導目標、指導内容などを記載して、学期末にやってみてどうだったかまとめます。
いつかの記事にも書いたのですが、学級内の児童生徒について個別指導計画を作成するとき、一人の教員がその学級を担当しているならば、その先生が全員分作成しますが、複数の先生がいるときは、誰が何人担当する、誰と誰を担当する、と役割分担をしました。
この分担も平等に半分ずつでないこともあり、一人の先生が時期的にその他の仕事に追われているときは、「とりあえず全員分書くから、後で見直しましょう」と全員分請け負って書いたこともあります。そこは、あらかじめ暗黙でも互いに決まっている役割分担のルールであったり、経験の違いであったり、普段かかわっている児童生徒を書くことにしましょう、になったりすると思います。
【個別指導計画の評価を書く準備】
分担が終わったら、計画の書式のなかに書き込んでいくのですが、ここ数年やっている手技(?)ですが
・前期または前年度の評価をコピー&貼り付ける
・貼り付けた前期または前年度の評価の文字色を赤などに変える
・今回書く内容が書けたら、それを黒(文字色)にする
にしています。
このメリットは、先回からどう変わったか考えながら書き込める、文字数はどれくらいか見当がつく、文章表現の逸脱やエラーが減る、といった理由があります。
そう考えながらやっていくと…一人あたり40分程度で書き終えることができました。
時間的に余力ができたので、他の子どもの分も分かる範囲で書いておこうかな?と思ったのですが、やめました。
【思いやり(?)】
個別指導計画の作成も大事ですが、他の仕事も並行してやっています。
手いっぱいなときは、一つでもクリアできると、やってもらえると助かると思うことがあります。が、今回は自重しました。
なぜかというと、個別指導計画の作成のとき、子供ごとにどうだったか振り返って考える機会になるので、それはやったほうがいいかもしれないからで
更に言うと、一緒に組んでいる先生が自分の指導観を強くもっていると、教科ごとに何を大事にしていたか、どのポイントをできたと考えていたか、というのがあるだろうと。
そこにきて、私が「この観点の、ここが評価できるところだ」と思ったことと一致しなければ、その先生なりの評価のポイントを尊重しなかったことにならないか?
ということです。なので、その先生の教育観を大事にするという理由で、書かないでおきました。