担任の先生より

1062)特別支援学校 先生の顔色をみる、こども

この先生は、強く指導する

この先生は、やさしい

この先生は甘い

この先生は、あまり口を開かないので、どんな人か分かりにくい

この先生は、とにかくあれこれと世話をやく

他者への関心がある、まだ力がないので大人に頼る、大人に忘れられないよう関心をひく

このような子どもにとって、側にいる大人がどのような人かは重要なことです。これは、偶然であったり必然であったりしますが、どれも縁や運だと思います。そうして、これが一番かどうか、これが最悪なのかどうかは一概に言えません。

これまで、甘いばかりで指導しない先生はダメだ、強い先生は対話できなくて困る、といった毒を吐き散らかしてきましたが、子どもからしたら、優しくて好き、頼りになるから安心できる、と思っていたかもしれません。

それを思うと、動ける方が動く、バランスや調整がとれるならとる、しかないのかなと思います。甘い人がいるなら、けじめやハードルを上げた時に逃げ場所になってでてこなくなることがあります。強い指導に傾くと子どもの緊張があがり、顔色ばかり見るようになります。

先日、ピリっとした先生が不在のとき、子どもがタガが外れたように自分勝手なことをして、様子を見てきました。ビシっと締められたのがショックだったのか、大泣きしていました。

人によって違う、場面によって違う、これも人とのかかわりを知る良い機会です。