学校では、各自治体で設定した人員配置の計算に則って体制がとられます。
体制といっても、児童生徒を直接指導する教員だけの話ではなくて、校務分掌や保健室、栄養士なども仕事がないからと勝手に減らしたり、増やしたりできません。
といっても、年度途中で人がいなくなることがあります。
昇任というやつで、人が抜けるのは病休、産休、退職、懲戒免職だけではありません。何度か見たことがありますが、すでに昇任試験を受けていて合格していた、ところが、空席がないので待機していた、そこへ何らかの事情で年度途中に空席ができたので行きますよ、というパターンです。
「あちらを埋めれば、こちらが空く」
どうするの?このタイミングで抜けるとかアリ?と思ったりしたことがありますが、教員は人員です。そのへんは結構機械的で、空いてもコマがなければ、そのままなんとかしろ、となります。
その仕事を一手に引き受けていた人がいなくなると、どうでしょう?「私がやるから、私が仕切るから」と抱え込みがちだっただけに、周囲が育っていないので、なかなかうまく機能しません。
鍋ぶた式だと、取っ手がなくなったら下のフタだけになり、熱くてもてません。
そうならないために、代わりにはいった人が、すぐに取っ手になれるよう仕事を構造化するか、鍋ぶたでなくモビールみたいにつながることで相互にフォローしやすくするか、といった工夫が必要なんだろうなーと感じた、今日この頃です。