明日から新年度になります。
ほんの数日前、「もう異動になるから〇〇…」と言っていた人は、本当にもういません。どんな人か分かって、
一緒に何かやってきた関係がなくなると、経験則をもちよって話すことが難しくなります。
【行事の変更、する?】
「子どもも大人も変わったから、昨年と同じようにするのが無難かな…」と、なりがちです。そりゃ、明らかに改善したら良くなることだったら言いますけど、ヘタに変更して予期せぬトラブルが起きたりしたら、気まずいですし、ちゃんと考えないで物事を進めた戦犯扱いになっちゃいます。
周知するのも、昨年と同様であれば、事細かに説明する必要がないですし、他の先生が思い込みで前年度モードで走られたときに補正することもありません。
【仕事分担どうする?】
それぞれが抱えている仕事を、複数または全体で共有しながら、段取りしながら進めていれば、一人が異動しても、引き継いで行けます。
業務マニュアルがしっかりしていれば、分かっている人がいなくなっても機能します。
面倒見のいい管理職がいれば、多少のもれがあっても、乗り切っていけるでしょう。
ところが、「あの仕事ができるのは〇〇先生だけで、任せっきりにしていた」ときは、残った先生の配慮の有無が重要になります。私はAをやっていて、異動した先生はBをやっていた。私は同じことをしたほうが負担が少ないから、Bは横転(他の学校から異動してきた先生のこと)の先生にお願いしましょう、となるとどうでしょう。
⇒「知っている人はいないけれど、分担した仕事だから、きちんとやってね」の丸投げモードの完成です。
【新しくきた先生への警告】
どんな人が、明日から行く学校にいるかは分かりませんが、学部主任と、学年主任は誰か確認しましょう。そうして、誰でもいいので同じ学年(または同じ学習グループ)にいる、話せる人を一人か二人見つけましょう。
そのうち、自分にはどんな仕事が準備されているのか、どんな仕事が時とともに降ってくるか見えてきます。そうなったら、その都度、誰かに相談することで「仕事の進め方」「その仕事が分かる人は誰か」が分かります。
抱え込んでも、ある程度自分で調べないと!ともがいても、それに費やした半分以上の時間と労力は無駄になります。(経験者)
枠組みは早く聞いて、中身や意味をしっかり時間をかけて咀嚼することで「その仕事が分かる」ようになります。
【臨床実習の経験】
そうそう、今もそうなのでしょうか?リハビリの実習で、疑問点があったときに、すぐ聞くのではなく、「調べた?」とか言われたものです。あれは個人的に好きではなくて、手元に答えになるものがなかったらアウトじゃないですか。(いたぶるみたいで、嫌いです)
あの、「自助努力をしたうえでないと、聞いてはいけない」は、学校の仕事をするとき、すごく邪魔になります。ある程度は必要でしょうが、度が過ぎると、あなたが全体の動きからこぼれ落ちたり、そこから全体に停滞が波及したりするので迷惑をかけます。
一人で抱え込んでしまった仕事でも、それは学校全体の仕事の一部でもあります。抱え込んだら辛いし、損です。