担任の先生より

1116)特別支援学校 どちらがマシなのか、分からない

少しキャラの濃い先生(若手でもないけれど、ベテランでもない)が二人いて、それぞれについて職員室で話していました。

A先生は、他の先生から指導が入ったり、注意されても変化なく、「はい」、「すみません」でその場を切り抜けるだけ。

B先生は、他の先生から指導が入ったり、注意されると、ほとぼりが冷めるまで隠れてしまいます。

どちらがマシなんだろうか?と。

【共通点】
A先生も、B先生も、基本的に指示待ちタイプ。自分で状況を把握して、優先順位をつけたり、指導内容を工夫することが難しいようです。そのため、学級担任にならず、いつも副担任です。

ペアになった先生(主担人)は、それぞれマンパワーとして期待しにくく、その先生にどこで、どのように仕事してもらうか根回しをすることに疲れきっています。

【主担任】
A先生は主担人の指導方針を受けて、口頭で児童生徒に指示(命令)し、思った通りに動かないと力づくで言うことを聞かせようとするので、子どもとの関係が最近良くないみたいです。主担人は、「一人で指導したほうが、円滑にいく」と考えているようです。

B先生は、端的に、子どもに合わせるように指示を出しますが、子どもによって、状況によって指導方法を変えないので、「ゴネれば迎合してくれる」と子どもたちが甘くみている節があります。そのため、集団にまとまりがなく、主担人の先生は交通整理ばかりしています。

【感じていること】
「最近の若者は…」ではないですが、長い目でみて、教員のキャラクターはリーダーシップ、権威、頼りになる大人よりも、フレンドリーで親切で、型にはまった指導方法を好む人が増えかなと感じています。

変わったのは保護者や社会だけではなく、教員もまた時代の流れに合わせるように、変わってきていると感じています。私も以前は革新的なキャラクターに近いと感じていましたが、どうも保守的な立ち位置にいるのではないかと錯覚させられます。

自分は何を大事に指導しているのか、子どもにどうなってもらいたいのか…といったことを、AやB先生を横目で見ながら、考えさせられています。