お米、少し価格が下がったとはいえ、まだまだ高いという印象です。
お米だけでなく、他の食材もインフレに伴って価格が上昇しています。
給食は予算を確保して人件費、食材費、光熱水費、施設設備費、修繕費などに対応しています。
これらの価格が高くなっていることを受けて、学校の設置者は補助金などを出して対応しています。
現場にいる人の感覚として「給食の内容や質は低下傾向にある」と思います。
ネットニュースに出ていた「唐揚げ1個」のおかずはどうなんだ?は極端な例かもしれませんが、なんだろう…品数というより、一皿に入る食材が1~2種類ずつ削られているような気がしますし、米がでる頻度が下がっています。
【それでも】
私は、某番組に出ていた先生みたいに給食を楽しみにしている人でなく、摂食指導の一環ででているもの、給食は教材、指導しながら口に入れるものに期待しないので、多少の変化はスルーでした。その私でさえ気づいた変化なので、余程なんだろうなと思います。
それでも、子どもたちからは不満の声は出ていません。
廃棄する量は、客観的に見たら相変わらず多いと感じます。これは、味や質が低下したからとかいう話ではないと思います。
【給食の位置づけ】
給食は学校に通う児童生徒に対する教材であり、平等に配られる福祉の1つです。見かけは皿にのった食べ物とはいえ、公費で賄われているので公的なものと考えられています。
そのため、欠席連絡がないので、休むだろうと思われていても用意される。
アレルギーには対応するが、好き嫌いには対応しない。
1人あたり、どれくらいの量を食べるか配慮していたら、配膳が煩雑になりすぎる。
一膳ごとに、平等に用意する。
おかわりを容認しすぎると、健康問題や健康管理の問題になる。
リクエストすれば必ずお代わりがでると誤解するので認めないことがある。
こんなことが理由で、給食の残りが大量にでます。大量にでるということは、まだまだ過剰なまでに提供されている、提供する量が少し減っても問題ない、と思われるんだろうな…。
また、給食の無償化が進んでいて、タダのものに文句は言えない、どうせタダならやってもらわなきゃ損、というのがありますが、給食に関しては前者にあたたるのかな…と思います。ちなみに、教職員は無償化になっても費用は支払っているので、タダ食いではありません。
愚痴ですが、仕事の合間の食事の時間、何も考えずに空や景色をぼーっと見ながら休めたらいいな…。