担任の先生より

1141)特別支援学校 教材展示

夏季休業中に、9月の授業に向けての教材づくりをすることが多々あります。

それに応じてか、学校によっては「教材展」なるものを開催することがあります。

【よくある教材】
やはり、国語・算数にかかわるものの割合が多いです。ネットでもそうですが、いろいろな先生が長年の経験や気づきなどが活かされています。

いくつかは見ただけで、どのように使うか分かるものがあり、汎用性が高いものはコピーするかのように複製して使ったこともあります。やっぱりいろいろなタイプの児童生徒にかかわるので、ある程度の種類と段階づけされた教材を個人で揃えておくことが必要だと思います。(担当する学年やグループによって、逐一教材を準備していたら時間が足りない…)

いろいろな教材をみながら、自分の持っているもので足りないものは何か、知ることも必要かなと思います。

【見ておくこと】
教材を見ていて、この教材の1つひとつには

何の時間に使うか、何人で使うか、どの段階の子どもか、目や手の使い方、集中力や注意力の程度、何を狙っているか、などを考えながら作っているので、意外とそのまま転用できるものが少ないと感じています。

また、使う側(教員)の指導観や経験、資質能力によっても、使うかどうか判断の分かれるところだと思います。

それでも、見て、触れて参考になるために、どうすればいいか?ですが

私は、その教材は何もないところからどうやって作ったものか、材料は調達できるか、その教材で狙っているものは何か、どんな子どもに有効で、どんな子どもに有効でないか

このあたりをじっくり観察するようにしています。そうして、全てを見ていたらキリがないので、自分が見たいものだけを選んでみるようにしています。選り好みはよくない面もありますが、意欲がわかない、好みでないもの、分からないものを使っても、あまり効果はないと思いますし、改善が必要なときに積極的に向き合えない気がするのです。