【作品を貼るということ】
美術(図工)、生活単元学習などでは、様々な作品づくりが行われています。
その作品を公表する(貼る)ということは、どういうことか、考えてみます。
①選ばれたか、そうでないか。
②良さを見つける。
③良し悪しを直視する。
④何かを成し遂げたという証拠。
⑤みんなでつくりあげている教室だというアピール。
⑥みんなの中で並んでいることで感じる学級への帰属意識。
断片的な子どもの能力の評価について、思うことがあります。
誰が、子どもの成長を客観的に評価するのか。
思い通りに進学できたからOKか、生活習慣が改善したからか、
言葉遣いが良くなったのか、友だちとうまく付き合えたからか、
見えているものは、気になっていること、目につくことですが、それがすべてですか?
総合的に、どこが悪くても、どこが良くなったからいいじゃないか。
一見、この子は特段変わったことはなく平均的だったかもしれない。⇒しかし、いつ噴火するマグマをため込んでいるのかもしれないことも考えられます。
個別指導計画や成績表があるかもしれませんが、これらは決まった観点についてそれぞれ列挙していくだけです。
教員の所見欄もありますが、書く欄に限りがあります。
大事なことは、保護者が少し客観的な目を忘れないで子供を見ること、そうして、子ども自身が自分をもっと見つめること。
葛藤すること
自己有能感をもつこと
社会の中の一人として意識しながらかかわっていくこと
挑戦すること
対話すること
本を読むこと。
動いてみること
他人の目は参考になりますが、それにひきずられず、自分のものさしを持ちましょう。
あ、これ、医者から私が言われたことです。
他人に忖度しすぎないようにしてくださいね。
【では、廊下の壁ならどうか】
ちなみに、教室は学習に集中するため、刺激を極力減らしましょうという意見が最近強くなっています。
なので、廊下はどうかと思うのですが、廊下にある壁は公共の場の一部なので、「何を貼るか」、「どのように貼るか」「いつから・いつまで貼るか」など学校や学部、学年などで割り振られた場所などを守ってくださいね。
http://magomago1.org/201%ef%bc%89jobenviromentchangeshisjobskills/
前回のブログでは、「201)作業療法士 職場環境が変わることで得るもの、失くすもの」について書きました。
http://magomago1.org/203howdoyouuseyourownboxspace/
次回は「203)教室の端に、「あなたの棚だよ」と教員用の物入れスペースを提供されたら、どうする?」です。