学校の文化 担任の先生より

231)特別支援学校 校外学習に向けて、アレルギーを確認しに行ったときのエピソード

特別支援学校では、今回のコロナウィルスにより行事等が次々と中止になっています。
やらないということは、行事などを実施していくまでのプロセスを体験する機会がないということです。
なので、今回は行事の準備の一部分になりますが、出先で食事をとるための予約で、四苦八苦したときのことを書いてみます。

確かめること、多いなぁ

【アレルギーへの配慮】
給食では、全校の児童生徒のアレルギーの状態、食形態(かたさなど)について事前に把握しています。そのため、原材料の調達から調理、アレルギー物質の有無に関する全校アナウンスまでが一連の流れで行われます(学校によってやり方は違うようです)。

しかし、校外学習など、校外で食事をとるときは食事の時間、店の選定、座席の確保、料理の価格帯の確認だけでなく、アレルギーに関する問い合わせも仕事に入ってくるようになりました。

【ウチの店が信用できねーのか的な雰囲気】
校外学習担当などがお店の人に電話をかけ(ピークタイムを避ける)、ネット等で調べておいた料理について、「アレルゲン(アレルギー物質)」がないか、問い合わせをします。

ふつーのがうれしいです。

店:「その料理には、ピーナツ(例)は使っていないから大丈夫ですよ。」

私:「それは良かったです。実は、料理の中にピーナツではなく、どのような材料を使っているか調べなくてはならなくて、それをお願いしたいのですが…。」

店:「え?それは、どこまでかかなければならないのですか?」

私:「別紙の通り、お料理名と、その中に入っているものを箇条書きしていただきたいのです…。」

このあたりで、店の人の声から、明らかに機嫌が悪くなってきているのが分かります。
「うちはこれでやっているのだから、中身までいちいち言われたくない。」
「そんな面倒なことまでしなくちゃいけないのか。」
「レシピを出すってことは、企業秘密的なところもあるし…。」

などの思いがあるのだと思います。

何事も初めてのことをするときは、どんな場合も同じです。
「何を、どのように、いつまでに、どこまで」、それらが分かるよう、他店の例を見せ、あくまで確認だけで、料理の内容まで踏み込むことはありません、という意思を明確にしました。

それでも、店の人が微妙に渋っている場合は、営業時代に培った「お願い攻撃」でお願いします。
「私もそこまでしなくてもと思うのですが、上がアレルギーについてきちんと確認したか証拠を出せと言ってくるんです。なんとかお願いできませんでしょうか。」

そこで、私は「客として要望をしにきた面倒な人」から、「使われてお願いをしにきたお店の丁稚」に変身します。
お店の人も、そこまで言われたら仕方ない、といった感じで折れてくれました。

【仕事は仕事、だけど】
飲食店、製造業、物流、学校など、いろいろな仕事が世の中にあふれています
学校では、「決まったことは、決まったこと。やらなければ。」が多いので、外にでたときは普段以上に渋る人の気持ちに寄り添い、自分とは異なる専門性や価値観を尊重することを強く意識して臨むようにしています。


https://magomago1.org/230isthealbumimportantdoyouwantit202010/
前回は、「230)特別支援学校の卒業アルバム作成過程(例)」でした。これも授業外の、外から見えない仕事の1つです。

https://magomago1.org/232choosethetimingthrowingyourspecialball202010/
次回は、「232)特別支援学校に作業療法士が入るなら、入る場所と時間を相手にお任せにしない」です。専門家だから何でもやりますではなく、まずは自分ができるところからやって、信頼を勝ち得ていきましょう、というお話です。

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