学校の文化 担任の先生より

251)特別支援学校の児童生徒のかばんの中身、持ってきたものは忘れず持って帰るようにします。

特別支援学校といっても、盲・聾(ろう)、知的、肢体、併置(複数の障害種別があわさった)などがあるので一概にはいえませんが、今回は一般的な範囲で児童生徒が何を学校にもってきているか、思いつくまま書いてみます。

【用途ごとにまとまっている】
児童・生徒ごとに多様なので、「これです!」というような型がなく、書きながら頭の中が整理できないのですが、用途ごとにまとまっている、というのは共通だと思います。

例えば、給食をキーワードにした巾着袋の中には、スプーン、コップ、はぶらし、口の周りを拭くミニタオルなどが入っています。

スプーンはそのまま入っている場合もあれば、フォークとセットになったケースの中に入っていたりもします。ただ、巾着袋とスプーンなど長いものの相性は若干悪く、巾着袋の中にない!と思ったら抜け落ちてカバンの底に横たわっていることがあります。

ハンカチなどの濡れるものは、巾着袋にそこままいれると袋が濡れ、カバンの中身が濡れ、と波及していくので薄手のビニール袋に入れられている場合があります。随時袋を準備しないで済むように、台所用の小型ビニール袋の箱を常備するようにしている場合もあります。

食後は歯をきれいに…。

【連絡帳】
連絡帳は学校と保護者の情報交換のために使われるもので、提出書類も連絡帳袋に入っていることがあります。そのため、登校時にカバンの中に入っていなかった場合、担任はその所在の確認作業に入ります。

①昨日、学校から家にわたるよう確実にもたせたか。
②登下校のバスの中などで、自分で取り出して投げたりする可能性もあるのでスクールバスまで行き、バスの添乗員への聞き取りと見回りをする。
③保護者に電話する。

最も多いのが③で、保護者から「あ、入れ忘れていましたー。」というのが経験上最も多いケースです。そのときは健康状態と、下校方法の聞き取りをして完了です。

【着替え】
中学部以上では登校着と学校にいるときの服を分け、気持ちの切り替えを図りつつ、就労を意識した着替えが行われている学校があります。そのため、着替えの袋も入っています。

袋は中身が分かればいいのですが、教室を出て、着替える場所と設定された教室まで移動するならひもつきの手提げかショルダーバッグ状のものがいいです。

とにかく自己管理しながら課題ができれば何よりです。

着替えはただシャツとズボンだけの場合もあれば、よく汗をかくからとインナーが数枚入っていることもあります。

着替えの準備

【排せつ】
定時排せつの指導などを行っている児童生徒には、おむつやリハビリパンツ、外にもれてしまった用に上着、インナー、ズボン、靴下などが入っている場合があります。

たいていはストックとして教室にあるのですが、状況に応じて取り換える衣服の種類が違うので、全種類ひとまとめよりも、靴下は靴下、ズボンはズボンと種類ごとにまとめて頂けたほうが助かります。

おむつは、売っている外装のまま保存することもありますが、教室に置く場合は紙袋にうつしかえる、カーテンをするなどして、「デリカシー」の部分を大事にしています。

うまくいきますように

【その他】
メガネ、保湿の塗り薬、心の友のおもちゃなどが入っていることもあります。
教科書類は家庭学習を行うところでない限り、ほとんど教室置きになっています。
筆記用具は毎日持ち帰りをしている、という児童生徒もいます。

学校に置き忘れやすいのは、ミニタオル、筆記用具、水筒です。
持ち帰り忘れがあったときは、御家庭に電話をしてその旨を伝え、確認できていなかったことを謝罪するようにしています。


https://magomago1.org/250whenheusekneelinginsummer202010/
前回は「250)特別支援学校(肢体不自由)であるあるな、夏でもひざ掛け」ということで、自律神経系など身体への配慮も支援に含まれています、という話でした。

https://magomago1.org/252wecantkeepalltimethebestperformance202010/
次回は、「252)特別支援学校に通う児童生徒は、いつ、どれくらい頑張っているのか?考えてみました」です。

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