学校の文化 担任の先生より

253)特別支援学校の子どもたちのための「就学奨励費(しゅうがくしょうれいひ)」について

【就学奨励費の目的】
「就学奨励事業は、特別支援学校への就学のために保護者等が負担する経費の一部を保護者の負担能力の程度に応じて支給するもので、保護者の負担を軽減することにより、特別支援教育を普及奨励し、教育の機会均等を実現することを目的としています。」(東京都教育委員会より)

学校教育が始まったころ、農村では家庭の労働力として子どもが頼りにされていたところもあったと本で読んだことがあります。
昔は学校に行くことで「マイナス」になるということでしたが、今は学校に行くこと、学ぶことにいろいろとお金がかかる「マイナス」面があると思われます。

障がいをもつ子どもたちが生活するためには車椅子や座位保持、補聴器、補装具、形態食の調理器具などが必要になり、マンパワーであったり、お金であったり、時間であったり、様々なものが必要になります。そのため、学校教育を受けるにあたっても、サポートが大事だと思います。

こまごまと費用がかかるんです

【みんな一律でもらえるの?】
どうやら、なんでも支給してもらえるという訳ではなく、収入や家族構成などによって4つに区分され、どの項目について、Ⅰ段階のお家は全額支給、Ⅲ段階は一部、などが決まっているようです。

【どんなものを対象に支給されるの?】
交通費や学用品、修学旅行や帰省にかかわる費用などが対象になります。

【個人的に気になったところ】
教科図書購入費:小学部と中学部は支給されず、高等部になるとすべての段階の家庭に支給されるそうです。それもそのはず、義務教育段階の教科書は無償でした。

修学旅行費(生徒):自治体によって違うかもしれませんが、限度額の例としてⅠ段階の小学部は3万3730円、中学部では5万7720円、高等部では10万7810円でした。どうやら交通費、宿泊費、食事代など大盤振る舞いでなく、計画的にすすめる必要があります。

ICT機器購入費:小学部と中学部には支給がなく、高等部のみ全段階一律5万930円でした。中学部で教員をしていたときに、タブレットを使って学習を進めようとしたときに知りました。最近は児童の段階から活用できるアプリがたくさんでているので、学校のものを随時借りたり、自費のものを使ったりするのではなく、支給してもらい、欲しいアプリでカスタマイズできたらと密かに思っています。

学習内容の個人差にこたえるということ

【おわりに】
就学奨励費、と一目で意味が捉えにくい漢字なので難しそうだったので、かなり平易な感じでまとめてみました。

https://magomago1.org/252wecantkeepalltimethebestperformance202010/
前回は「252)特別支援学校に通う児童生徒は、いつ、どれくらい頑張っているのか?考えてみました」でした。

https://magomago1.org/254manykindofsectionmakehimbusy202010/
次回は「254)多様な特別支援教育に関係する計画書は本当に必要か」というタイトルで、公文書などはなぜ増えるか、などについて考えてみました。

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