今回は、病んできた先生のサインの例をいくつか、思い出して書いてみたいと思います。
先生が病む理由として
・労働時間が長い状態が長期化している。
・同僚との人間関係がうまくいかない。
・自分の仕事への評価が正当に行われていないと感じる。
・児童生徒への指導がうまくいかない。
・保護者からの無理難題が執拗に投げられてくる。
・部活動など、授業以外のことに追われる。
・合わない部署への異動があった。
・パワハラ、セクハラ、モラハラなどの圧力
などが挙げられます。
【サイン1:会話や笑顔がなくなってくる】
先生は授業などの場では、先生という仮面をかぶっているので分かりにくいですが、授業準備や会議の後などのふとしたところで素がでることがあります。
ぼーっとして、ため息がでている。
人との接触を避ける。
仕事の効率が平常よりも落ちてきている。
などから、それとなく分かるというタイプです。
こういった先生は自分から荷物を下ろすことはせず、真面目に仕事をしようとする人なので、はた目からは分かりにくいところがあります。
そうして、倒れるときは突然、崩れるように動けなくなるようです。
多忙なのは分かるけれど、それを課している人が改善しないし、肩代わりは誰がするのかとなると、自分ができるのか…?と二の足を踏んでしまうことがあります。
そうして、「みんな大変なんだから」とうやむやにしているうちに状態は悪化していきます。
【サイン2:積極的に負担軽減をアピールする】
コロナウィルスのため、みんながマスクをするようになってから、「マスク=体調不良」というアピールは効果が無くなりました。
ではどうするかというと、包帯を巻く、膝や腰の不調を訴えて通院を繰り返す、などがあります。
これには、本当に辛いけれども言い出せないタイプの人が周囲に知って欲しいからする場合と、うまく周りを使って仕事をなすりつけようとする悪質(?)な確信犯的な場合があると思います。
確信犯的タイプは、周りが要求を飲まず、負担感は変わらないと「逃避」のために長期の休みをとるようになります。このようなタイプがいると、病休をとることが常態化するので、その人が抜けても現場を維持できる体制をそれとなく作ります。
そのため、相方として確信犯タイプをなすりつけられた教員の負担は倍増します。
いっそ長期に休んでくれたら講師の方を呼んだりできるのですが、中途半端な期間休み、中途半端な期間戻ってくるというケース(もはや患者さん扱い?)もあり、大変です。
【現場に穴をあけること】
現場に穴をあけると迷惑がかかるから、と無理をする先生もいます。無理しすぎの方は倒れる前に休みをとる勇気をもつか、自分が抱えている仕事を調整したほうがいいと思います。
そうでない方は、倒れても周りがなんとかするからと逃げることばかり考えず、どうしたら無理せず現場に貢献できるか考え、小細工をしなくてもいられるよう工夫する必要があると思います。
https://magomago1.org/306manymistakemaketheshowtimedull202012/
前回は「306)大恥をかいた、特別支援学校での文化祭の舞台発表」でした。
https://magomago1.org/308thewordsuggesthumanrightsviolationsornot202012/
次回は、「308)「四つ這い位」と記載するのは人権侵害?」です。