新年度に向けて、学部や学年、分掌などの会議が行われます。
前年度やったことがある所属での仕事なら見通しはもてるのですが、そうでなければ「ここで何をするのか?」と身構えてしまいます。
先日行った学年会では、若干手探りで担当や物事の進め方を決めました。とにかく、何を決めたらいいのかよく分からないときは、いくつかポイントをおさえればなんとかなります。
【打ち合わせポイント】
①一日の流れを見通して、ひとつずつおさえる
とりあえず、児童生徒が登校してから下校するまでの動きを確認して、場面ごとにどう動くか考えていくと、確認事項がみえてきます。
お迎えは誰にいくか⇒バイタルチェックの有無⇒朝の会の実施⇒朝の会の場所⇒トイレ誘導⇒授業の実施、といった具合です。
授業の内容については始めは実態把握と確認、集団の授業運営をはかるうえで、作りこんだものはやりません。一日の流れをふまえてもれがないようにおさえておけば、数日は乗り切れるので、まずはそこまで決めておきます。
②年間計画をみて、担当を決める
とりあえず、担当を決めておきます。まだ学期が始まっておらず、見通しがもてないので細かいものは時期がきてからみんなで確認しましょうということにしました。これにより、動き出しの責任を担当になった先生に背負わせることはないし、担当になった人が暴走して勝手に仕切りまくったりすることを抑制することにもつながります。教員同士の経験や力量、性格が見えないうちは簡単に投げたり、任せたりしないようにしています。
③学部内の係などをふまえて
〇〇係などが学部内で割り振られているので、そこに誰が入るか決めます。
④その他
卒業アルバムや学部だよりなどの作成について、営みのなかで発生してくるものについて、簡単に流れを確認します。
年度はじめに向けて、決めることは運営上の見通しがもてる範囲で、細かく決めすぎないことが大事です。担当や流れが決まれば、次に具体的にどう運営するか形にしていく作業に入ります。引き受けすぎない、投げすぎないために相手の顔色を見ながら決めていくのはスリリングですが、ここを間違えると機能不全になることもあるので、気をつけたいところです。
前回は「375)特別支援学校 人や物とつながるために移動する」でした。